Ｙｏｕｔｕｂｅでいわれる所の『案件』

これはそれなりにＹｏｕｔｕｂｅで広告・宣伝・拡散能力を有した、所謂Ｙｏｕｔｕｂｅｒと呼ばれる沢山の視聴者を抱えるおもしろい配信をする配信者が企業案件で契約によりその配信者に契約料と共に配信で宣伝・広告・拡散の番組を依頼する事である。相場は登録者一人に付きいくらとほぼ決まっているらしい。

また似たような状況の配信者同士がコラボとしてそれぞれのチャンネルで一緒に同時配信するコラボレーションのコラボ配信も『タイアップ』としての意味に近いだろう。それぞれのチャンネル登録者の視聴者へ仲間の配信者を紹介しチャンネル登録者増加と広告効果の強化を期待しコラボで両者の登録者全体に広告拡散するものである。

インディーズで見かける対バンライブ、特に誰かのワンマン応援ライブなどもその一つではないだろうか。

どちらにせよ、その時に一番重要なのは本人の認知度とその拡散能力が問われる。　番組の中でも言われていたが、兎に角『営業能力』ほど重要な事は無い！！！　と言われていたが最終的に重要なのは営業能力である。

私も社会人となった時に営業職をあえて選んだが、営業ほど奥が深く繊細で効果的に最大限の結果に繋げる事は理屈頭の人には無理だろう。　それなりに営業にはノウハウがあり、城跡のような手順と方法があるにはあるのだが、営業でもっとも重要な事と言われていることは、物を売るな！！！　自分を売れ！！！　である。　要するに物は良くて当然であり、それを購入して頂くためには自分を気に入ってもらう事がどれほど重要かである。　それには色々な要素があり、おもしろい・楽しい・興味深い・為に成る・この人の話を聞いていると時間を忘れて聞き入ってしまう。などの人間的魅力がなければ営業など務まらない。　よく見かける三流の営業は詐欺師と変わらない。たいていはそれが営業だと勘違いしている。

営業力とは人間力であり、人間的魅力・能力・好感度である。　

人間性が最も重要なことで間違いない。

広告宣伝にばかり考えが偏るあまり情報の混乱を招くマシンガン宣伝は効果的のようでマイナス要素が多い、多重宣伝は時として見る側を辟易させるものである事を知り、的確にタイミングと情報開示の時を選ばなければならない。　なんでも闇雲に宣伝連発すれば良いと言うものでもない。　そこが一番難しい所かも知れない。　素材の何をどう使い、いつ、どこで、だれが、何をするかと言うことを単純明快に伝えるほど情報は正確に他者に伝わる。

フェイクニュースや社会混乱を招くインチキ情報など蔓延している世界で最も重要な広告・宣伝は単純明快にその根幹を伝えることである。　その時に出し惜しみはいけない。　自分の内面を隠して自分を知ってもらうことなど不可能である。　如何に人間を知ってもらいその人間性に共感してもらうかが鍵である。　そして共感して味方になって貰う為にはどう話し、どう演出し、どうまとめるかが重要であり、かっこつけて気取っていては無理なのである。

人が見ているのはその本人の本性であり、作られた架空の人間を見たいのではない。

過度な演出は逆効果であり、トラブルやミスの時に自然に表れる人間性に人は共感する。

人の世界は信頼と信用で成り立っている。　金は道具にすぎない。