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ONE HIT WONDERとは

【予選C-3】水都音楽祭2026 オンラインオーディション

開催日: 2026/08/01

バンド名からして、どこか挑発的だ。「ONE HIT WONDER」。一度聴いたら忘れられない名前である。しかし、彼らの音楽に耳を傾けていくと、この名前は単なるキャッチーさではなく、むしろ「一曲で何を残せるのか」というロックそのものの本質を想起させる。


関西発のロックバンドとして活動するONE HIT WONDER。ボーカル、キーボード、ギターを担う疋田颯吾と、ドラムの山本湊栄という二人を軸に、日常に潜む葛藤や不安、希望を等身大の言葉へと変換している。


彼らの面白さは、ロックを「格好いい音楽」という一点だけで終わらせていないところにある。疾走感を備えたサウンドの奥にあるのは、今を生きる中で生まれる感情の揺れだ。強がっているようで、実は迷っている。前を向こうとしながら、過去を完全には振り切れない。そんな矛盾を抱えたまま、それでも一歩先へ進もうとする。その感覚が、彼らの音楽には生々しく息づいている。


その現在地を象徴するのが、2026年6月19日にリリースされたシングル「昨日を超えろ」だ。


タイトルからして、実にロック的である。昨日を否定するのではなく、昨日を抱えたまま、それを超えていく。過去の失敗や迷いさえも、次の一歩を踏み出すための燃料に変えてしまう。ONE HIT WONDERが掲げる「一人でも元気づけられたら、遠くの誰かに届いたら」という思いとも重なり、この一曲には彼らの活動そのものを前進させる推進力が感じられる。


まだ完成形を提示する段階ではない。むしろ、今この瞬間にしか鳴らせない音を追いかけている途中だからこそ、ONE HIT WONDERには惹きつけられるものがある。


ロックバンドの魅力とは、完成された答えではなく、変化し続ける過程そのものにある。ONE HIT WONDERは、その「途中」を武器にできるバンドだ。


一発で終わる名前ではなく、一発ごとに爪痕を残していく存在へ。


「昨日を超えろ」という言葉の先で、彼らが次にどんな景色を見せるのか。今から知っておいて損はない。ONE HIT WONDER――この名前が大きなステージで響く未来を、ぜひ追いかけてほしい。

投稿者

リンダマン

2026/07/31 22:45

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