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自然体な和ロック

下北沢ERA【東京】 SHAMISEVEN

エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第3戦

開催日: 2026/01/31

SHAMISEVENは、三味線が入っていると聞いてどんな感じなんだろうと想像を巡らせて演奏動画を見ましたが、かなり気負わずに楽しめるバンドだと思いました。和楽器ロックという言葉から受ける硬さはあまりなく、ロックバンドとして自然に耳に入ってくるんです。


「菫」を聴いたときは、三味線の音がとてもやさしく感じられました。主張しすぎないのに、気づくと耳に残っていて、曲全体の雰囲気をそっとまとめているように思います。歌と演奏のバランスが心地よく、静かな場面では自然と気持ちが落ち着いていく感覚がありました。何度か聴き返したくなる、そんな一曲でした。


「光」は、もう少し明るくて前向きな印象があります。テンポが良く、三味線の音も軽やかで、聴いていると少し気分が上向くような感じがしました。三味線が特別な存在として浮くことなく、バンドサウンドの一部として自然に溶け込んでいるところが魅力だと思います。


SHAMISEVENの演奏は、難しさを感じさせないのが良いところです。三味線、ギター、歌声がそれぞれ無理なく重なり合い、ロックとして素直に楽しめます。和の要素がありながらも構えずに聴けるので、普段ロックを聴く方にも、少し違う音を探している方にも、気軽に聴いてみてほしいなと思いました。

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