令和3年12月25日（土）午前10時、私が2カ月ほど前からスケジュール帳に予定を入れていたARTISTS LEAGUE GRAND-PRIX 2021 決勝『蝉ファイナル Cブロック』である。

家族には前もって何も言ってなかった。なので、数日前に、土曜日クリスマスやからどっか行く？と聞かれた。

たまたま前日の金曜日娘たちの都合でお出かけする予定だったので、その時に夕ご飯食べたら？と提案し、難なく土曜日のイベントは回避された。

Cブロック参加者のうち私が応援しているのは、AYUKAさんだ。

そして当日の朝、私はドキドキしながらその時を待った。

午前10時、投票開始とともにAYUKAさんが普段の音楽活動の場であるライブ配信を始め参加した。

出だしは静かに始まった。その時は午後９時から最後の結末までの壮絶な展開など誰も予想もしていなかっただろう。

現に私も29日のファイナル進出を信じて疑わず、当日を迎えていたのである。

お昼過ぎあたりまでは、私も所用（一応年末、師走と言われる時期、何も予定を入れないという訳ではなかった。こう見えても一家の主、実家とのしがらみなどいろいろあるのだ。）のため一時離席を繰り返しながら、投票状況を見守った。

夕方くらいになると私の中に不安が芽生えてきた。審査員票である。

少しづつ審査員の方の投票が始まったのだが、AYUKAさんに入らない。しかも同じグループのアーティストには入っていく状況。どんどん差がついてくる。確かに他のアーティストの皆さんのクオリティは高く、実力派ばかりなので、仕方ないかもしれない。

しかし、このイベントの、『才能あるのに埋もれてるアーティストたちの起爆剤となるべく開催する国内最大のライブバトル大会だ！』の「埋もれてるアーティストたちの起爆剤」という点において、最も埋もれているのはAYUKAさんだと思う（ディスっているようだが、自虐ということでお許しを）ので、そういう意味でこれからの伸びしろに期待しての審査員票もあるのではないかと思っていたので、少しは期待していたのである。

どんどん状況が悪くなる中、残り30分となってしまった。

このままAYUKAさんを埋もれさせてはいけない！私を含めAYUKAさんのファンは同じ気持ちだったのだと思う。

精一杯の投票を、魂の投票をした．．．投票状況など確認する暇はなかった（いや、もっと早く投票しとけよっ、という声が聞こえてきそうだが、持ってる投票ポイントが限られてるためギリギリまで様子を見てなのだ）。そして午後10時になった。

そっとMudiaのweb画面をみるとAYUKAさんのアイコンに①とWINの印が、一気に力が抜けた。勝った。勝った。勝ったんだ。

最初はこうなることを当然だと思っていたのに、私の弱気な気持ちが、もしかしたらとかもうダメだとか思い出した状況からの逆転だったので、鳥肌ものでした。

とにかくこんな素敵なクリスマスは、初めてです。AYUKAさん、本当におめでとう！

ファイナルまで時間はあまりありませんが、ファイナルのステージでは、一緒に戦い敗れていったアーティストの分まで精一杯のパフォーマンスを見せてください。

29日は、私も精一杯応援させていただきます！