「Acappella Grand Slam」の4年生部門の予選動画。最近ちょっと疲れていたので、純粋なハーモニーに癒されたいな、と思って見てみました。 アカペラって、テレビで見たことがあるくらいだったんですが、まず参加グループの多さ（30組以上！）に驚きました。

e.s.t.さん、紅涙さん、ムゲン逃行さん…本当にたくさんのグループがいて、それぞれ個性が違って面白かったです。 中には「DOPE」さんや「烏丸FEVER」さんのように、ボイパやベースが効いた、私が思っていたよりずっと激しいグループもあってびっくりしました。

でも、私が一番「聴きたかった」のは、やっぱり「咲き麗」さんや「金木犀」さん、「夜明けと夏の露」さんのような、日本語のバラードをしっとりと聴かせてくれるグループでした。 人の声と声が重なる「ハーモニー」って、どうしてこんなに心を落ち着かせてくれるんでしょうか。 特に、女性の声が優しく重なり合う響きは、まるで温かい毛布に包まれているような安心感があって…。仕事での緊張や、人間関係のゴタゴタでささくれていた心が、すーっと浄化されていくようでした。 これぞ、私が求めていた「癒し」でした。

そして、もう一つ心を打たれたのが、彼らが「大学4年生」だということ。 学生生活最後かもしれないステージにかける「ひたむきさ」や「純粋な情熱」が、歌声から溢れていました。 社会人になって、色々なことに慣れてしまったり、諦めたりすることを覚えてしまった私にとって、彼らの一生懸命な姿は、本当に眩しくて、美しいものでした。

技術的なことはよく分かりません。でも、彼らの純粋な歌声とハーモニーに、日々の疲れを忘れさせてもらった、本当に素敵な時間でした。