サポートレポートの冒頭では、もりもりさんの紹介から始めたいと思います。
兵庫県神戸市出身のシンガーソングライター・もりもりは、大学時代に東日本大震災を経験し、「音楽で人を癒し、助けたい」との想いからアーティストを志すようになります。上京後は音楽学校で基礎を学び、ギターとピアノによる弾き語りスタイルで都内を中心に全国展開のライブ活動を展開しています。

“涙で心を癒すシンガーソングライター”というキャッチフレーズを掲げ、配信楽曲「ずっとぎゅっと」「Last Forever」「ねぇパパ」では、自らの心情を丁寧に描き、聴く人の感情に寄り添う表現性を追求しています。YouTubeチャンネルではMVや弾き語り映像、歌ってみた、ライブ映像、オフショットまで多様なコンテンツを発信し、2025年時点で動画数が100本超、登録者数は約1.1 Kと、コアなファンベースを築いています。

SNS／プラットフォーム展開において、X（旧Twitter）やInstagramを活用し、シンガーソングライターの情報発信／コミュニティ形成に取り組んでいます。Instagramでは自己紹介に「モデル・俳優・コーヒーソムリエ・スイーツコンシェルジュ」といった肩書きを併記し、音楽以外のライフスタイル要素も発信。これにより、単なる音楽ジャンルを越えた多角的ブランドとしての構築に成功しています

本プロジェクト「SNSで海外進出するには?」では、もりもりが持つ“感情に訴える表現と多角的セルフブランディング”が、海外展開において重要なヒントとなります。具体的には：

感情共鳴型コンテンツの制作：東日本大震災を契機に芽生えた「癒し」の音楽性は、言語を超えた普遍的共感を呼びます。歌詞と映像でストーリー性や背景を丁寧に伝えることで、母語話者以外にも伝わる感動を創出可能です。

多岐にわたるSNS活用とライフスタイル要素の露出：Instagramでのライフスタイル発信（コーヒー／スイーツ／モデル経験など）は、音楽ジャンルに加えて“人となり”を届ける手段となり、文化的なギャップを縮めるツールとなるでしょう。

YouTube中心の動画資産運用：日本語曲のみならず英語や現地語カバー、字幕付きライブ映像、街ロケ撮影などを通して視覚と音声の両方で現地コミュニティに訴求できる媒体としてYouTubeを戦略的に拡張する余地があります。

リアル × デジタルの融合：mudia.tv等でのイベント出演経験に基づき、オンライン発信と現地でのライブやコラボ企画を組み合わせるハイブリッドな展開を設計することで、ファンとの接点を増やす戦略が有効です。

こうしたもりもりの特徴と実践から、本Meetingでは「言語・文化を超えて共感を呼び起こすコンテンツ設計」と「ライフスタイルと音楽を融合したセルフブランディング戦略」を中核に、海外展開に挑む日本人アーティストへの具体的提案が可能となります。もりもり自身も、自らのSNS運用実績やYouTube統計を交え、経験的な実例を伝えることで、他の参加アーティストにもリアルな学びを提供できるでしょう。

きっと見る価値のある、有意義なプログラムになると確信しています。