八島未樹とは、、、

彼女は、自身で作詞作曲したオリジナル曲のみで勝負し続けている、いわゆる職業シンガーソングライターというやつだ。

自分の人生は音楽そのものと謳い、相棒のアコースティックギターを打楽器と称して日々路上というステージで歌い続けている。

夜空の下ではそれが月と対を成しており、とても幻想的でとても美しく輝いている。

その姿はまるでギターを魔法のステッキのように振るい、歌という呪文を唱えているように見える。

そう、彼女は音を奏でる『魔法使い』なのだ。

時には世界を明るく照らす光の曲で、

時には夜空を幻想的に彩る曲で、

時にはそっと寄り添う木漏れ日のような曲で、

聴く人にとってその時欲しい色や足りていない色を彼女の歌声と楽曲が埋めてくれている。

それらの曲はその時々で私のテーマソングや応援歌や心の支えにもなっており、自身の魂を削りながら作り上げた楽曲たちだからこそ説得力があり、届くべき人たちにきちんと伝わっていくのだと思う。

そしていつだったか彼女はこう言っていた。

「自分の曲が誰か自身の曲になってくれればいいな」

、、、と。

私の中ではその願いや想いがきちんと届いており、十分過ぎるほどにしっかりと叶っているのだ。

そして時にはうまくいかないこともある。

辛い気持ちになることもある。

そんな弱音やグチをこぼすこともある。

あえてそういう部分を隠さずカッコつけない等身大の姿もまた、みんなが彼女に惹かれる理由でもあるのかもしれない。

動き続ける限り人はどこまでも行ける。

戦い続ける限り人はどこまでも成長する。

ここからだよ、ここから。

路上から飛び立って次の輝くステージへ向けて。

最高のライブをして、透明人間の感覚になれますように。

いってらっしゃい！