『窓辺は退屈』のMVがっ……!!
【セミファイナル Aブロック】OTONOVA2026 (オンライン枠)
開催日: 2025/12/20
まさか一番好きな曲のMVが来るとは思っていなくてひっくり返っています。まずはこんなに素敵なものを世に放ってくれたAsaMoくんを始めとする制作陣の皆様、ありがとうございます。
本MVでは生まれ故郷を思わせる自然いっぱいの風景と、「今」を思わせる都会的な風景を行ったり来たりする様子があり、まさに旅をしているようだと感じました。一貫して美しく、この曲のイメージにぴったりな素敵な映像作品になっていて感動しました。
AsaMoくんの歌声はまさにジュブナイルを連想させる歌声ですが、この映像を重ねたときに、人生の終わりも同時に感じました。少年期と、年老いてその命を終えようとするとき。相対する状況ですが、小さな頃に素直に愛しいと思ったもの、煌めいていたものをそのままに命を終えていけたらどれほど幸せなことだろう、なんてことを考えます。
どう書いても偉そうになってしまう為に表現が難しいわけなのですが、どうにか文字に起こして表現するとすれば、水の流れのように、何にも執着せず、ただ愛したすべてをさらさら思い出して人生という旅を終えることを目標に、我々は生きているのかも知れないと、このMVを観て思いました。
映像の後半でメインになってくる川と、青々しく見えない花束。より人生の終盤を想起しました。清濁併せ呑むとか今までを水に流すとかではなく、ただ、「美しかった」と思いながら、川のそばに置かれて、ひたすら風や水に流されて転がってほどける花束のような終わり方をしたい。「理想の終わり方」を楽曲と共に見せられたような気がします。
人生の終わりに、ジュブナイルを想起させるこの声で、この曲を走馬灯の中で聴けるのであれば、これほど幸せなことはないと感じます。
どうか、どうにか、できるだけ多くの人に届きますように。
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