YouKeyさんは、音楽と真正面から向き合い続けてきたアーティストだと感じています。大阪府出身で、自らを「弾き語れない系歌手」と表現するところに親しみやすさを感じましたが、その歩みには確かな覚悟と積み重ねがあり、簡単には語り尽くせない深みがありました。

小学4年生からバスケットボールを続け、市のオール選抜チームへの選出や国体選手選考会への参加など、高いレベルで競技に取り組んできた経験は、YouKeyさんの土台となっていると感じました。大学時代に、バスケットボールの道か、歌う道かで本気で悩み、最終的に歌の道へ進む決断をしたというエピソードからは、自分の人生を他人任せにせず、自分で選び取ってきた姿勢が伝わってきます。

2017年には「君にとどけ」でデビューし、配信サイトで初登場3位を獲得。その後も継続的に楽曲をリリースし、着実にキャリアを重ねてきました。コロナ禍による活動休止という大きな壁に直面しながらも、2024年に活動を再開し、再び結果を出している点は、YouKeyさんの粘り強さと音楽への思いの強さを物語っています。レコチョクでのチャートインや、オーディションでの受賞実績は、努力が形になっている証だと思いました！

フリーとして地元大阪に拠点を移し、個人プロジェクト「ENI MUSIC」を立ち上げたことも印象的でした。縁や円、音楽、エンターテインメント、アイデンティティといった意味を込めたその名前には、音楽を通して人とつながり、広がっていこうとする強い意志が感じられました。「自分で限界を決めることは可能性を否定すること」というモットーは、これまでの歩みと重なり、とても説得力があるとおもいました。

YouKeyさんの歌には、挑戦する気持ちや再び立ち上がってきた時間が込められているように感じます。OTONOVA2026で、その歌声がさらに多くの人に届くことを心から応援しています。頑張ってください！