セミファイナルという舞台に進んできた出演者の皆さんのレベルはとても高く、正直どの方が残ってもおかしくない空気を感じていました。

ヤギヌマメイさんは昨年同様、素晴らしいと感じられる動画が多いと思います。

ヤギヌマメイさんは、歌そのものや表現の丁寧さで聴く人に伝えてくる方です。

声の出し方や言葉の届け方に無理がなく、自然体でステージに立っている様子が印象に残りました。緊張感のある場面でも、自分のペースを崩さずに歌い切る姿からは、経験の積み重ねと覚悟が感じられました。

歌っている最中の表情や間の取り方はプロですね。。必要以上に感情を強調するのではなく、聴く側に委ねる余白があり、その余白があるからこそ歌詞の意味やメロディがじんわりと伝わってきました。聴いているうちに、評価や順位を意識することを忘れ、純粋に一曲として向き合ってしまう感覚がありました。

ヤギヌマメイさんのステージは流れを整える力があるように思います。会場の空気を落ち着かせ、聴く姿勢を自然に作ってくれる存在で、こうした力は簡単に身につくものではありません。これまでの活動や経験が、しっかりと今の歌に反映されているのだと感じました。

ヤギヌマメイさんはセミファイナルという場にふさわしい表現を十分に届けてくれると思います。この先のステージでも、多くの人に歌が届いていくことを応援しています。