最初は「セミファイナル進出」という言葉だけを見て、すごいな、くらいの軽い気持ちでした。

でも少しずつYouKeyさんの活動や発信に触れるうちに、その印象は大きく変わっていきました。ただ結果を積み上げてきた人ではなく、「続けること」を選び続けてきた人なんだと感じたからです。

大学生の自分にとって、「進路を変える」「一度離れたものに戻る」という選択は、とても現実的で、同時に怖いテーマです。周りと比べて焦ったり、過去の選択を後悔したりすることもあります。

そんな中で、YouKeyさんが再び音楽と向き合い、今この場所まで来ている姿は、遠い世界の話ではなく、すごく身近に感じられました。

歌や言葉から伝わってくるのは、無理に自分を大きく見せようとしない誠実さです。強く前に出るというより、積み重ねてきた時間が自然とにじみ出ているような印象があります。

それは、簡単に真似できるものではなく、経験してきたことすべてが音楽に溶け込んでいるからこそ生まれるものだと思います。

また、活動のスタイルからも、自分の足で進んでいく意志が感じられます。派手さよりも継続、即効性よりも確かさを選んできた結果が、今回のセミファイナル進出につながっているのではないでしょうか。その姿勢は、これから社会に出ていく自分にとっても、とても学びになるものです。

セミファイナルは大きな節目ですが、同時に通過点でもあります。ここまで来たという事実が、YouKeyさんの音楽が確実に誰かに届いている証拠だと思います。これから先も、焦らず、自分の歩幅で進んでいってほしいです。

同じ時代を生きる一人として、そして音楽に励まされる側として、YouKeyさんの挑戦を心から応援しています。セミファイナルの舞台で、これまで積み重ねてきたものが、自然な形で響くことを願っています。