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かすみん-歌とことばで世界を広げるソロアーティスト

ONLINE かすみん

【セミファイナル Bブロック】OTONOVA2026 (オンライン枠)

開催日: 2025/12/20

 かすみんは、チャンネル登録者数110万人のYouTuberアイドルグループ「おこさまぷれ〜と。」を2025/8/31に卒業し、同年9/1に1人で歩み出したソロアイドルです。


グループで培った経験を土台にしながら、自分の名前を看板に掲げて歌・ダンス・演技・トーク・モデル活動までを広げ、独立した表現者としての存在感を示してきました。


アイドルとしてのかすみんを語る上で、1stソロシングル「君色ブリリアンス」は欠かせません。2025/9/6にリリースされたこの楽曲は、大切な人を想うまっすぐな気持ちと、日常の小さなドラマを丁寧にすくい上げたラブソングです。MVでは、純白のウエディングドレス風衣装にブーケを合わせたカットや、白基調の室内で同じドレスを揺らしながら踊るシーン、風車の前でドレスを翻すロケカットなどが印象的で、永い時間を共に過ごしたいという想いが視覚的にも伝わってきます。水色のドレスに赤いダイヤル式電話を合わせたシーンや、ピンクのツインテールにモコモコの私服風トップスで街中を歩くカットでは、少し背伸びをした恋のときめきと、等身大の日常が同じ作品の中に同居しています。歌詞が描くストーリーを、衣装と映像の両面から立体的に表現している点に、ソロアイドルとしてのかすみんの魅力が凝縮されています。


ステージ衣装の幅広さも、大きな武器です。ライブでは、青×ピンク×白の多色フリルワンピースに大きなヘッドアクセを合わせた衣装で、動くたびにスカートと背中のフリルが大きく波打ち、アップテンポな曲をよりダイナミックに見せます。真紅ベースに白レースとドット柄フリルを重ねたワンピースでは、胸元の大きなリボンとパフスリーブ、ウエストマークのはっきりしたシルエットが印象的で、1人のソロアイドルとしてステージ中央に立つ説得力を生み出しています。一方で、ベビーピンク基調にハートモチーフを散りばめた衣装や、ライブTシャツをピンクの多段フリルスカートと組み合わせたアレンジ、水色ベースでラメとスパンコールを全面にあしらったきらめき重視の衣装など、ステージの雰囲気に合わせてイメージを切り替えられるのもかすみんの強みです。


こうした衣装のバリエーションは、ただ「似合う服を着ている」というレベルに留まりません。ステージごとに色やシルエット、装飾の量を細かく変えながら、そのステージで伝えたい感情や、見てほしい姿を明確に設計している点に、かすみんのこだわりが見えてきます。赤のイメージカラーを大切にしつつも、それだけに頼らず、ピンクや水色、オレンジやホワイトといった多彩な色を使い分けることで、「この曲のかすみん」を毎回違う角度から魅せてくれます。


YouTubeでは、「かすみんチャンネル」を軸にMVやオフショット、企画動画などを公開し、画面越しに等身大の姿を届けています。ステージ上の煌びやかな瞬間だけでなく、準備や日常の一コマも含めて見せることで、ソロアイドルとしての活動を自分自身の言葉と映像で伝え、視聴者との信頼感を育てています。


トークの分野でも、かすみんは存在感を増しています。渋谷クロスFMの冠番組「かすみんのサタデーShow Time」では、ラジオパーソナリティとして毎回ゲストを迎え、ときに先輩として、ときに同じ表現者として、柔らかい空気で会話をリードします。2025/9/20の初回放送では、元ロンドンブーツ1号2号の田村亮さんをゲストに迎え、緊張感のある顔合わせでありながらも自然体のトークで場を和ませました。


また、お笑い芸人のムーディ勝山さんがメインMCを務める「アイドル教室」では、笑やのステージ上でアシスタントMCを担当しています。芸人ならではのテンポの速い会話の中で、ゲストアイドルたちの発言を拾いながら、誰が話しやすいか、どの話題なら会場が盛り上がるかを瞬時に判断し、笑いと情報のバランスが取れた空気を作り出しています。


女優・舞台女優としての活動も、多彩な表現の土台になっています。千葉テレビ「心霊探偵 平咲」への出演では、カメラの前で感情を細かくコントロールしながら、物語の中に生きる人物として画面に映り続けることが求められました。劇団たまゆら「ROBOT-遥か彼方のミライの記憶-」で演じた小山田さち役や、劇団空感演人「GO, JET!GO!GO! Vol.4」「GO, JET!GO!GO!PARADISE LIVE8」での夏代役では、劇場ならではの距離感の近さの中で、笑いと涙の両方を観客に届けています。GO, JETシリーズで洋楽を原歌詞のまま英語で歌い上げた経験は、言語の壁を越えて音楽を届ける挑戦でもあり、歌手としてのチャレンジ精神を感じさせる場面です。


声の仕事という点では、千葉テレビ「アニマルパーク3」で声優として主演を務めたことも特筆すべき実績です。顔の表情ではなく声だけでキャラクターを表現する現場で培われたスキルは、声の温度やリズムを丁寧に扱う力へとつながっています。


モデルとしては、ファッション雑誌Zipperの専属モデルとして誌面を飾り、写真1枚の中に世界観を凝縮する表現に取り組んでいます。さらに、SAPPORO COlLLECTION 2025 A/Wでは2ステージに登場し、カジュアル寄りのスタイルとガーリー寄りのスタイルという異なるテイストのコーディネートでランウェイを歩きました。1人のモデルとして、服の魅力と自分自身の個性を同時に伝えるための見せ方を、現場で体現しています。


2026/2/24には、日本武道館で開催されるアイドルフェス「天下一武道館」への出演も決まっています。多くの表現者にとって特別な意味を持つステージに立つまでには、日々のライブやイベント、撮影や稽古の積み重ねがあり、地方ライブハウスや対バンイベント、ソロイベントなどさまざまな場所で1人ひとりの観客に向き合う姿勢が、現在の実績を作り上げてきました。


このように、かすみんの活動は、アイドル・YouTube・女優・舞台女優・声優・番組MC・ラジオパーソナリティ・ランウェイモデル・Zipper専属モデルという複数のジャンルにまたがっています。ソロアイドルとしてスタートしたキャリアは、今や「歌って踊る」だけではなく、「話す」「演じる」「着こなす」「語る」といった要素を取り込みながら、大きな1つの表現世界として広がりつつあります。ステージ上での1曲、ラジオでの何気ないひと言、雑誌の1ページ、ドラマや舞台の1シーン。そのどれもが、誰かの心に小さな光を灯すためのアプローチになっています。


総合的に見たとき、かすみんは、アイドルという出発点から、多方面に枝を伸ばして表現の可能性を広げているアーティストです。楽曲と映像で物語を描き、トークで空気を和らげ、演技で感情の振れ幅を見せ、ファッションで新しい自分を提示する。その全てを、自身の名前「かすみん」で受け止めて発信しているからこそ、見ている側は「また次はどんな表情を見せてくれるのだろう」と期待し続けることができます。まだ出会っていない人にも、一度ステージや画面の向こうの彼女を見てほしい表現者です。

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