日常に光を差す『可動性ピリオド』の力
FMすぎなみ「オリジナルボイス」オープニング曲選抜
開催日: 2025/09/20
FMすぎなみ「オリジナルボイス」オープニング曲選抜」の参加報告
このプロジェクトを通じてanimec8さんの存在を知ることができたことが何よりの収穫でした。
特に『可動性ピリオド』は初めて聴いた瞬間から心を掴まれ、何度もリピートしています。楽曲はイントロの爽やかなギターのリフと軽快なドラムで聴き手を引き込み、MIKARIさんの柔らかく透明感のある歌声がメロディに寄り添います。サビでは音の密度が増し、バンド全体が一体となって盛り上げる一方で、間奏やヴァースの間には切なさを残すアレンジが配され、曲に深みを与えています。
歌詞は「区切り」と「動き」を同時に描き、ピリオドが終わりではなく新たな可動を示すメタファーとして効いています。言葉の選び方やフレーズの繋ぎが、聴く人の背中を優しく押すような励ましを含み、日常の小さな決意を肯定してくれる感覚を与えます。
私自身、この曲を聴くと曖昧だった気持ちが整理され次へ進む勇気が湧きます。音の設計はポップでありながらもバンドサウンドの温かさがあり、朝に流れるオープニング曲として聴けば、一日を明るく開く力を持っていると感じます。特にメロディラインの抑揚は細やかで、サビのフレーズが耳に残るだけでなく、歌詞と同化して感情を動かします。ギターのカッティングやベースのグルーヴが曲の推進力となり、ドラムのアクセントが物語性を演出します。プロダクションも過剰でなく適度な余白を残し、声の一粒一粒が丁寧に聴こえる仕上がりです。
どうかこれからも枯れない創作意欲を持ち続け、沢山の人の心に灯をともす曲を届けてください。心から応援しています。最後になりますが、今回の出会いに感謝し、皆様のご健闘を祈ります。
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