変わらず、しかし確かに
OTONOVA2026【FINAL】
開催日: 2026/02/08
AsaMoを改めて注視するようになったのは、otonova2026セミファイナル以降だ。
このタイミングで発表されたミュージックビデオは、過剰な演出に頼らず、楽曲そのものが持つ空気感を丁寧に可視化した映像だった。カット割りや色味も主張しすぎることなく、音楽と並走する構成になっており、作品全体の完成度が高いと感じた。
セミファイナルを勝ち抜いた後の配信パフォーマンスも印象的だった。
披露された「窓辺は退屈」は、これまで聴いてきた同曲と比べて、歌声の輪郭がより明確で、演奏にも安定感があった。テンポの推進力が保たれたまま、言葉の一つひとつが前に出てくるような印象を受けたのは、この時が初めてだったかもしれない。
曲自体は決して新しいものではない。それでも、その日のパフォーマンスからは、状況や経験を重ねたことで生まれた変化が自然に表れていた。表現を誇張するのではなく、必要な部分だけが研ぎ澄まされていく過程を見ているようだった。
AsaMoというアーティストは、派手さで注目を集めるタイプではないが、その分、積み上げによって信頼を獲得していく強さがある。今後、Zepp新宿という大きな空間で、その音楽がどのように響くのかは純粋に興味深い。今はただ、その変化の先を見届けたいと思っている。
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