Folie a doux/ツー・ミィ 最高♪
【予選A-2】BSドラマ主題歌オーディション2026
開催日: 2025/09/13
ツー・ミィさんのファンです。掲載されている曲『Folie a doux』について
タイトルはフランス語で直訳すると「二人狂い」とか「共有された狂気」
静かなピアノと、遠くで鳴る電子音のような響き。初めて聴いた時、それだけで、あぁホンモノのオ表現者なんだ、と思った。ピアノの音がフェードして、ツー・ミィの声がそっと流れ出したとき、自分の心の奥の方に、何かが染み込んでいくのを感じた。
大げさに聴こえるかもしれない。でも、「ああ、好きだ」と思った。たった十数秒で。そんなこと、今までなかった。
「Folie à doux」は、いわゆるキャッチ―な音楽ではないかもしれない。でも、だからこそ、“感情”の輪郭が際立っていた。抑えたビート、かすれるような声、余白を大切にした音の配置。そのすべてが、こちらの呼吸に寄り添ってくるようだった。まるで、自分の感情にぴったりと合わせてくれるような音楽。聴いているうちに、自分の心の中のノイズが少しずつ消えていった。
特に印象的だったのは、音と言葉の「間」の取り方。無音の時間が怖くない。むしろ、その無音があるからこそ、次の音が胸に響く。感情って、こうやって丁寧に表現できるものなんだ、って初めて思った。
サブスクで配信されて以降、Folie à douxを何度も繰り返し聴いたし、他の曲も次々と聴いた。(おすすめ:「夏の終わりの夜光虫」「Last Summer」「真夏の幽霊」)どれも、静かで美しくて、でも決して弱くはない。音の隅々にまで意志があって、ただ“きれいなだけ”の音楽じゃない。心の奥に触れるような鋭さと、儚さが共存している。
そして何より、ツー・ミィさんの音楽には“押しつけ”がない。聴き手に語りかけるでもなく、説明するでもなく、ただ静かに隣に座ってくれているような音楽。だから、どんな気分のときでも聴けるし、そのたびに違う景色を見せてくれる。
私にとって「Folie à doux」は、ただの1曲ではなく、心の拠り所になった。誰にも言えない気持ちを抱えている夜、理由もなく孤独を感じる瞬間、この曲は静かにそこにいてくれる。そんな音楽に出会えたことは、偶然じゃなくて、きっと今の自分に必要だったんだと思っている。
ツー・ミィさんの音楽は私の日常の中に静かに息づいている。何気ない電車の中、課題に追われる夜、眠れない深夜――どんな瞬間でも、彼の音楽は騒がず、飾らず、ただそこにいてくれる。
「Folie à doux」は、そんな優しい狂気の入り口だった。
この出会いに、心から感謝しています
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にちょドラゴン
No.2354973