shiNoさん。すてきな時です。太宰治さんの「人間失格」のお話の後に歌ってくださった曲、こころに残りました。本を読むと過去の人と対話できます。自分の中の人と対話できます。素敵な時間（とき）です。そして、shiNoさんの歌が届きます。すてきな歌です。素直に響きます。

「色褪せないように　見失わないように　僕のからだから君が消えてくよ　記憶の中の君に　またさよならを告げて　今日という日が散る」。こころの中の自分を見つめます。

「色褪せないように　見失わないように　僕が声の限り叫ぶから　記憶の中の君に　またさよならを告げて　今日という日に散る　明日（あした）に向けて散る」。明日を見つめる目がそこにあります。あしたを生きようと決めた自分がいます。未来に向かって生きる力が見えます。

続いて、大好きな曲２曲です。激しくこころ揺さぶるような、『マリオネット』。ラストの、せつなく響く、『匂い』です。「君が着けてた香水をわたしもつけてみたよ　涙にひとりのまれる夜　君に逢えば繰り返すから　此処でさようなら」。せつないです。響きます。そして逞しく生きてゆく予感が感じられます。shiNoさん、素敵なときをありがとうございます。またお逢いできるときを楽しみにしています。