→ レポートトップへ

ファンレポート
facebookXLINEHatena

お疲れ様でした。

下北沢ERA【東京】 中村椋SHAMISEVENTADONARI

エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第3戦

開催日: 2026/01/31

自宅のソファで「エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第3戦」の配信を見守りました。 画面越しではありますが、そこには確かに、人生を懸けて音楽を鳴らす人々の熱気と、言葉にならない魂の叫びがありました。今回は特に、心に深く突き刺さる三組のアーティストについて綴りたいと思います。


まず、私の心を激しく揺さぶったのが「SHAMISEVEN」さんです。 お名前から「三味線?」とは想像していましたが、まさかロックバンドのアンサンブルに、あそこまで激しく三味線を融合させてくるとは思いませんでした。 歪んだギターの轟音と、三味線のバチが弦を叩く鋭い音が混ざり合った瞬間、身体の奥底から何かが湧き上がってくるような感覚に襲われました。 それは単なる「和風」という言葉では片付けられない、もっと泥臭くて、攻撃的で、でもどこか懐かしい「血の記憶」を呼び覚ますような音でした。 伝統的なものを背負いながら、現代のロックとして昇華させるその姿は、まるで道なき道を切り拓く開拓者のようで。「型破りでもいい、自分の信じる道を突き進め」と、迷っている私の背中をバシッと叩かれたような、強烈な勇気をもらいました。もし海外のフェスで演奏したら、言葉の壁を超えて熱狂を生むだろうなと確信しました。


続いて、「TADONARI」さん。 アコースティックギターとドラムという、たった二人のシンプルな編成。 けれど、彼らが放つ音の迫力は、大人数のバンドにも負けないほど圧倒的でした。 「少ない編成で、大きな迫力を」というコンセプト通り、ギターの力強いアルペジオと、それを支えるドラムのリズムが完璧に噛み合っていて、二人の間にある「絶対的な信頼関係」が見えた気がしました。 お互いの呼吸を感じ取りながら、観客の反応すらもエネルギーに変えていくライブパフォーマンス。 その姿を見ていて、誰かと深く繋がり、信頼し合って一つのものを作り上げる尊さを教えられた気がします。シンプルだからこそ、込められた情熱がストレートに心臓に届く、そんな熱いステージでした。


そして、「中村椋」さんです。 最初は軽い気持ちで聴き始めたのですが、気づけば画面から目が離せなくなっていました。 決して無理に盛り上げようとするのではなく、落ち着いた雰囲気の中で、一つひとつの音と言葉を大切に置くように歌う姿。 飾らない「等身大」のままで音楽と向き合っているその誠実さが、何よりも雄弁に彼の心を伝えていました。 驚いたのは、彼がギターだけでなく、ベースや鍵盤、さらにはレーザーハープまで操るマルチプレイヤーだということ。 たった一人で多くの楽器を奏でながら歌うその姿は、孤独な戦士のようにも見えましたが、それ以上に「今この場で自分の音楽を届けたい」という執念にも似た真剣さが痛いほど伝わってきました。 派手ではないけれど、スッと心に入ってくる歌声とメロディ。過去のアルバムごとに違う世界を見せてきたという彼の、常に進化し続けようとする姿勢に、私も明日からまた頑張ろうという静かな闘志をもらいました。


激しい衝動、深い信頼、そして静かなる決意。 三者三様の「熱」を受け取り、冷え切っていた心がじんわりと温かくなった、忘れられない夜になりました。

投稿者

hroya

2026/02/03 11:31

オーディエンス参加型イベントメディア


Mudiaの楽しみ方

オーディエンス参加型イベントメディア

JASRAC許諾
第9022815001Y45037号