OTONOVAのバトルを追いかけているうちに、なるさんの音楽との距離が少しずつ近くなってきた気がしている。最初は「いい声だな」「落ち着くな」という印象だったけど、何度も聴くうちに、歌の中にある細かな表情や間の取り方が気になるようになってきた。聴くたびに新しい発見があるのが、なるさんの音楽の面白さだと思う。

なるさんの歌は、前に出過ぎないのに、ちゃんと存在感がある。不思議だけど、気づいたら耳がそっちに向いている感じがある。無理に盛り上げたり、感情を押し付けたりしないからこそ、こちらも自然体で聴けるし、その分、歌の奥にある想いが伝わってくる気がする。

バトルが進むにつれて、応援する側の気持ちも少しずつ変わってきた。最初は純粋に「いいな」「応援したいな」という感覚だったのが、今はこの時間や流れそのものを大切にしたいと思うようになっている。勝ち負け以上に、なるさんの音楽が広がっていく過程を見届けたいという気持ちが強くなった。

なるさんの音楽は、今聴いている人だけのものじゃないと思ってる。まだ出会っていない誰かにも、ちゃんと届いてほしい。だからこそ、このステージで少しずつでも多くの人に知られていくのが嬉しいし、その流れを応援できていること自体が楽しい。

3回戦に進んだ今、なるさんの音楽がこれまで以上に広がっていくタイミングだと思う。でも、あまり気負わず、いつも通りのなるさんでいてほしい。変わらないところも、少しずつ変わっていくところも、どちらも含めて魅力だと思っているから。

OTONOVAを通して、なるさんの音楽を追いかけられている時間そのものが、今はすごく心地いい。これから先も、その歩みをそばで応援していきたい。