会場が揺れていた
エマージェンザ・ジャパン2026東京予選第2戦
開催日: 2025/12/14
今回のステージでは、cocoon experiencesとPSYCHO FREAKという、まったく異なる表現軸を持つ2組の音楽に触れることができ、とても印象深い時間となりました。
cocoon experiencesは、東京・福生を拠点とするインストゥルメンタルバンドらしく、言葉を使わずに情景や感情を描き出す音楽が強く心に残りました。演奏が始まると、まるで映画のワンシーンを眺めているような感覚になり、聴き手それぞれの記憶や想像力に委ねられる余白が美しく感じられました。音に身を委ね、繭に包まれるのか、それとも羽を広げて飛び立つのかを選ぶのは聴き手自身だというメッセージが、自然と伝わってくるステージだったと思います。
一方、PSYCHO FREAKは、茨城県つくば市発のミクスチャーロックバンドとして、強いエネルギーと攻めの姿勢が印象的でした。現代の音楽シーンに風穴を開けようとする意志が、演奏や立ち姿からはっきりと感じられ、会場の空気を一気に引き締めていました。荒々しさの中にも芯があり、単なる勢いだけではない説得力を持った音楽だと感じます。
静と動、内省と衝動。対照的な2組のステージが並んだことで、音楽表現の幅広さと奥深さを改めて実感しました。それぞれが異なる方法で聴き手の心に触れてくる、非常に濃密な時間でした!
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