「歌降る夜 vol.7」という配信イベントを見ました。会場は「池尻大橋#chord_」という場所だったそうで、とても綺麗なステージでした。

私、音楽を聴くときは、メロディやリズムよりも、まず「歌詞」に注目してしまうタイプなんです。自分の気持ちと重なるフレーズがあると、その曲がすごく大切なものになったりして。仕事で疲れた帰り道、人間関係でちょっと悩んだ時、そういう時に聴きたい曲を探すような感覚です。

今回のイベントは「未来の歌姫」特集ということで、すずきゆいさん、NAO ANNO(安納なお)さん、祈世麻里さん、ayakaLABOさん、姫野香織さん、虹空ひなたさんといった、女性シンガーの方々が出演されていました。

アコギ一本やピアノだけ、というシンプルな編成が多かったからか、いつも以上に「言葉」がまっすぐ心に届いてきました。 やっぱり女性シンガーの方が書く歌詞って、共感できる部分が多いです。仕事でちょっと落ち込んだ時の気持ちや、恋愛でのすれ違い、友達との何気ないやり取り、日常の中にある小さな幸せとか…。

特に、ただ綺麗なだけじゃなく、不器用だったり、悩んだりしている「弱さ」みたいなものも隠さずに歌ってくれる方の曲には、思わず引き込まれてしまいました。「あ、私と同じことで悩んでるんだ」「こういう風に考えてもいいんだ」って、なんだかすごく勇気づけられるんです。

例えば、祈世麻里さんやayakaLABOさんのように、ご自身の経験から紡ぎ出されたであろう言葉は、どんな応援ソングよりもリアルに響きました。虹空ひなたさんのように、聴く人に寄り添うような優しい言葉選びも素敵でした。 「探せばこういった素敵なステージがある」というのも、きっとこういう風に「言葉」を大切にしているアーティストさんがたくさんいるっていうことですよね。

本当に、イベントの名前通り、たくさんの素敵な言葉のシャワーを浴びた気分です。明日からまた仕事頑張ろうって、素直に思えました。