「Radio Star Audition vol.5【A-2】」予選の観戦レポートを少し書いてみます。

こちらのブロックには、音声配信アプリでラジオ配信をしている普段は会社員の『井戸端ラジオのすけ』さんや、体育大学出身のスポーツ大好き会社員で約８ヶ月間育休を取得予定の子育てパパ『山下潤平』さん、テレビ番組アシスタント経験者で配信チーム「劇団みか番」座長として動画配信をしている『みかばんちょー』さん、埼玉県内のコミュニティラジオやエフエム八ヶ岳のパーソナリティーを務める『長坂和明』さんの男性4人がエントリーしています。

PRの音源を聴いたところでは、まず『井戸端ラジオのすけ』さんは声と話すテンポが絶妙で、PRが既にラジオ番組の一部のような出来栄えになっていて驚きました。『山下潤平』さんは「男性目線の家事・育児・夫婦関係・キャリアの悩み」など、今までは女性目線で語られることが多かった話題をテーマにしているのが興味深いです。

『みかばんちょー』さんは高校時代にコントの経験があり、また趣味に落語をあげているように「笑い」の要素が多い番組になりそうで楽しみです。最後の『長坂和明』さんは真面目そうな印象ですが、何の話題でパイロット版の「アウト×デラックス」に出演したのかとても気になりました。

さて、このブロックはどんな戦いになるのかと楽しみにしていたところ、投票開始直後から各出演者の獲得ポイント数に大きな動きがない状況が延々と続きました。ファンの方々のコメントや応援レポートを見る限りでは既存のファンが多い様子なのに、なんとも不思議な展開です。こうして投票初日の2月5日は153ポイントを獲得した『井戸端ラジオのすけ』さんが1位をキープし続け、他のブロックとの獲得ポイント数の差に驚く内容で終了しました。

一晩明けて翌午前中になっても各出演者の獲得ポイント数に大きな変化がない状況が続き、私の中ではさらに謎が深まるばかり。しかもこの時点で3位の『みかばんちょー』さんがなぜか他の出演者に投票し始めるというカオスな状況がプラスされ･･･。

このブロックの出演者のファンは予選ではポイントの消費を抑えて勝ち抜く戦略だろうか？それともギリギリ最後の勝ち抜けを全員が狙っているのだろうか？などなど、考え出せばキリがなく、これが「オーディエンス参加型のオーディション」にはまると言うことなのでしょうか。とにかく気になって仕方がなかったです。

もはや考えるのが面倒になり、このまま動きがない状態で終わりを迎えるのだろうと思考停止し始めた20時過ぎ、ようやくそれまで2位の『山下潤平』さんのファンに動きがありました。よしよし、ここから戦いが始まるのか！･･･と期待したのもつかの間、もちろん余力が有り余っている『井戸端ラジオのすけ』さんのファンも黙ってはいません。ドドドドドッとものすごい勢いの投票が始まり、あっという間に2位との差を広げて、颯爽と勝ち抜けていきました。

そんなこんなでこの【A-2】ブロックからは『井戸端ラジオのすけ』さんが、総獲得ポイント数2500ポイントで勝ち抜けました。他のブロックと比較すると圧倒的に低いポイント数なので、次の【セミファイナルA】ブロックでの余力が恐ろしいですね。審査員賞には『みかばんちょー』さんが選ばれた模様です。手に汗握る･･･ではありませんでしたが、とてもマイペースでユニークな戦い方のブロックでした。