「Movie Grand Prix vol.22」もいよいよセミファイナルCブロック、投票が始まりましたね。 予選の段階から注目して見てきましたが、セミファイナルともなると、勝ち上がってきたアーティストさんたちの「ファン層の厚さ」や「熱量」が一段と増していて、画面越しにもビリビリとした緊張感が伝わってきます。まさに、実力者たちが鎬を削る戦いですね。

このブロック、始まる前は「やっぱりElizabeth.eightさんが強いのかな？」と予想していました。 なんといっても、前回のOTONOVAを通過されている実力派ですし、予選の時の投票数が桁違いでしたから。あのアダルトで洗練された、プロ顔負けの演奏と映像美を見せつけられたら、優勝候補の筆頭だと感じるのも無理はありません。大人の余裕すら感じる、圧倒的な完成度ですもんね。

でも、蓋を開けてみたら、すごいことになっています！ あの「TALL TALE」さんが、ものすごい勢いで張り合っているじゃないですか！ 時間帯によっては、Elizabeth.eightさんを追い抜いている瞬間もあって、本当にドキドキする展開です。 TALL TALEさんは、女性ボーカルのメタルバンドさんですよね。激しいサウンドなのにメロディが綺麗で、ボーカルの方の「戦うヒロイン」みたいな凛とした姿が本当にカッコいい。 Elizabeth.eightさんに劣らず、こちらも独自の世界観をしっかりと持っていて、その「本格的」なサウンドに魅了されているファンの方がたくさんいるんだなぁと実感しました。

おしゃれでエモーショナルなロックのElizabeth.eightさんと、美しくも激しいメタルのTALL TALEさん。 ジャンルは全然違いますが、どちらも女性ボーカルのバンドで、音楽に対する「本気度」が凄まじいという点では共通していますよね。 これからの日本のインディーロックシーンを引っ張っていくのは、間違いなく彼女たちのような存在なんだろうなぁと、素人ながらに感じてしまいました。

もちろん、ウクレレの音色が心地よくて新鮮だった河盛裕子さんや、青春を感じるような疾走感のあるロックを聴かせてくれるバイバイ・ニーチェさんも素敵です。 でも、現時点でのこのトップ2組のデッドヒートは、本当に見応えがあります。 どちらがファイナルへの切符を手にするのか、最後まで全く予想がつきません。結果が出るその瞬間まで、固唾を飲んで見守りたいと思います！