Junkbarさんの紹介文を読んだとき、最初に感じたのは、取りつくろっていない正直さでした。

ロックで世界を変えるという大きな言葉よりも、ただ一度でいいからモテたいという目標を掲げているところに、逆に強い印象を受けました。

音楽の世界では、かっこよく見せることや、理想を高く語ることが求められる場面も多いですが、Junkbarさんは、そういった部分をあまり気にしていないように感じます。不器用でも、遠回りでも、自分たちの信じている形で進んでいく。

その姿勢が、そのままバンドの個性になっているのだと思います。

約束の場所を胸に活動しているという言葉も、どこか少年っぽさがあって、作られた表現ではないと感じました。きっとライブでも、完成されたものを見せるというより、その場の空気や気持ちを大切にして演奏しているのではないでしょうか。

そういった姿は、上手い下手とは別のところで、人の心に残るものだと思います。

今回の誕生日企画というイベントでも、特別なことを狙うより、いつも通りのJunkbarさんでステージに立ってくれることを期待しています。

無理に背伸びをせず、今の自分たちをそのまま出す。その姿勢こそが、このバンドの一番の魅力だと思います。これからどんな形で進んでいくのか、そっと見守りながら応援したいです。