Elizabeth.eightさんは、女性ボーカルのミワユータさんを中心に結成されたロックバンドで、最初にSNSで見かけたときから「なんか気になるバンドだな」と思っていました。メンバーの雰囲気も魅力的で、どこか漫画や映画のキャラクターみたいな独特の存在感があります。初めて曲を聴いた時、特に歌声の力がすごくて、思わず鳥肌が立ちました。音が始まった瞬間に世界観に引き込まれるような感じがあって、自然と最後まで聴き入ってしまいます。ミワユータさんが作詞作曲をされていると知って、「あ、なるほど」と納得しました。歌詞やメロディに“生きてきた重み”みたいなものがにじんでいて、ただのおしゃれなバンドではない、強さと弱さが一緒にあるような音楽だと思います。脳の病気で生死をさまよったり、そこから戻ってきたら乳がんに向き合うことになったり、本当にドラマみたいな人生を歩かれている方なのに、それを重たいだけじゃなく前向きなエネルギーに変えて曲にしておられるところがすごいです。ご本人は「運だけは最強で生き様が雑な女」と笑いながら話されていましたが、その飾らなさもまた魅力になっとる気がします。

2024年から参加されたOTONOVA2025では、グランプリに加えてカラオケ館賞まで受賞されていて、多くの人に支持されているのが伝わってきます。ライブ映像を見ていても、歌の力もパフォーマンスも本気で、ただ「上手い」だけじゃなくて心に刺さる感じです。

今夜は無料でライブ配信があるそうで、すごく楽しみにしています。画面越しでもきっと、あの胸にひびく歌声と、バンドの空気感がちゃんと伝わってくるんじゃないかなと思います。