ステージに立つ姿が完成されたアイドルというよりも、今まさに前に進んでいる途中の仲間のようで、自然と目が離せなくなります。

ちあもあの楽曲やパフォーマンスから伝わってくるのは、「元気をあげるよ」という上からの言葉ではありません。

うまくいかない日も、負けた悔しさも、焦りも全部知ったうえで、それでも前に進もうとしている気配です。だからこそ、観ている側も「頑張れ」ではなく「一緒に行こう」という気持ちになります。

メンバー全員がゲームを本気で楽しんできたという背景も、単なる個性ではなく、グループの空気そのものに影響しているように感じました。

勝つ喜びも、負ける悔しさも、何度も積み重ねてきた人たちだからこそ、簡単に諦めない姿勢が自然ににじみ出ています。ステージ上の表情や動きにも、その積み重ねがはっきり見えました。

OTONOVAという場は、ちあもあを見ていると過程を応援する意味を思い出させてくれます。まだ途中だからこそ伸びしろがあり、今だからこそ応援したくなる。完成されていないことが、弱さではなく魅力になっているグループだと感じました。

セミファイナルという緊張感のあるステージでも、ちあもあは自分たちの立ち位置を見失っていないはず。

届けたい想いを大切にしている姿勢が伝わってきます。「戦うあなたを応援する」という言葉が、飾りではなく行動として表れているのが印象的でした。

これから先、もっと多くの人に知られていく中で、ちあもあはさらに強くなっていくと思います。勝ち負けの先にあるものを知っているからこそ、応援する側の気持ちを忘れない。そんなグループを、今このタイミングで応援できることに意味があると感じています。頑張ってくださいね。