予選第17ブロックBもチェックしました！
こちらはバラエティ豊かで、大人の遊び心を感じるバンドから、しっとり聴かせるシンガーさんまで揃っていて楽しかったです。

私が一番「これだ！」と嬉しくなったのが、「KAZUTO&MIGHTY BLOW」さんです！
編成を見た瞬間に惹きつけられました。ウッドベースにセミアコギターという組み合わせです。
音を出した瞬間に、1970年代くらいのパンクの匂いが漂ってきて、最高にかっこよかったです。
メンバーの方々はベテランの風格がありましたが、演奏している姿がハッピーで、荒削りなんだけど味があって。「まだまだ現役だぞ！」と背中で語っているようで、元気をもらえました。
ウッドベースのスラップ音と、セミアコの乾いた歪み。この組み合わせは反則級にかっこいいですね。最近は綺麗にまとまった音楽も多いですが、こういう泥臭い魅力があるバンドがいると、イベントがグッと面白くなる気がします。

それから、「DAWN.」さんもかっこよかったです。
こちらは現代的な、骨太でおしゃれなロックサウンドでした。
King Gnuさんのような雰囲気もありつつ、根っこにはしっかりとしたロックの魂を感じました。
時代を感じさせるような深みもあるのですが、アプローチは今っぽくて、若い世代にも上の世代にも響く音だと思いました。ベースラインがうねっていて、グルーヴ感がすごかったです。

女性ボーカル陣も素敵でした。
「モテギスミスバンド」さんは、ロックなんだけど歌詞が文学的で、でも飾らない等身大の言葉でした。
特に「痛い」という歌詞をシャウト気味に歌うところ、あそこにグッときました。感情が爆発している感じで、ロックだなと感じました。
「Meiya」さんは、KOKIAさんを彷彿とさせるような、ドラマティックで美しい世界観でした。往年のJ-POP感があって、安心して聴けました。
「かりんとう」さんのアコギ弾き語りも、白い服と淡い映像が声に合っていて癒やされました。aikoさんのカバーでしたが、オリジナルも聴いてみたいと思わせる魅力がありました。

激しいパンクから癒やしの弾き語りまで。
音楽って本当に自由で楽しいものですね、と改めて感じさせてくれるブロックでした。