宇都宮から生まれたバンド Schema。
彼らの音楽に触れると、まず最初に感じるのは「まっすぐさ」と「リアルさ」です。大げさな装飾や背伸びをせず、でも確かに心に響くメロディと歌詞。そのどれもが、聴く人の生活や記憶の中にすっと入り込んで、気づけば口ずさんでしまうような力を持っています。

結成して間もないながらも、宅録という限られた環境を武器に、自分たちの音を探し続けている姿勢は本当に頼もしいし、刺激を受けます。低予算だからこそ生まれる工夫、10代ならではの感性、そして何より音楽にかける情熱。それらが全部合わさって「Schemaにしか出せない色」がにじみ出ているのだと思います。

ライブで見せる表情もまた魅力的です。ステージの上で全力を注ぎ込む姿は、観ているこちらまで胸が熱くなり、「自分も頑張ろう」と背中を押される。Schemaの音楽には、そんな不思議な力があります。宇都宮という街から全国へ、そしてもっと先へ羽ばたいていく姿を、心から楽しみにしています。

これから先、どんな楽曲を届けてくれるのか。どんな風に進化していくのか。そのすべてを見届けたいし、応援し続けたい。Schemaの音楽が、もっとたくさんの人の心に届き、日々の小さな勇気や大きな喜びにつながっていくことを願っています。