普段はフェスとかライブハウスで、ガンガン音が鳴ってるバンドサウンドばっかり聴いてるんですけど、たまたまネットで見かけた「歌降る夜 vol.7」っていう配信を見てみました。池尻大橋#chord_っていうハコだったみたいで、配信越しでもわかるくらい、ステージの雰囲気が良くてびっくりしました。こういう綺麗なハコ、いいっすね。

今回は「未来の歌姫」特集ってことで、女性シンガーさんばかり。すずきゆいさん、NAO ANNO(安納なお)さん、祈世麻里さん、ayakaLABOさん、姫野香織さん、虹空ひなたさん。

正直、普段聴いてる音楽とはジャンルが違うんで、どうかな？って思いながら見始めたんです。でも、めちゃくちゃ良かったです。

楽器が少ない、アコギ一本とかピアノだけ、みたいな編成でも、それを補って余りある「歌声」の強さがありました。バンドだとサウンド全体で「ガツン」と来るけど、シンガーさんの場合は、声一つで「グサッ」と刺してくる感じ。

特に声が震える瞬間の生々しさとか、息遣いまで全部が音楽になってる感じがして、これはこれでバンドとは違う「ロックさ」があるな、なんて思いました。

繊B細さとか優しさももちろんあったんですけど、それ以上に、マイク一本でフロア（まあ俺は部屋ですけど）の空気を支配しようっていう「気迫」みたいなものを感じたアーティストさんが何人かいて、純粋に「カッケー」って思いました。

こういう、どこにでも探せば素敵なステージがあるって思うと、まだまだ知らない良い音楽ってたくさんあるんだろうなと。音楽好きとしては、ちょっと嬉しくなりましたね。たまにはこういう、じっくり「歌」を聴くイベントもいいもんだなと思いました。