Meiyaさんの魅力は、まずあの「透明すぎる声」と「感情の剥き出し方」に尽きます。まるで水の中で歌ってるような、ふわふわと溶けていくような歌声なのに、歌詞は「死にたい」「消えたい」「愛して」と、鋭利な刃物みたいに刺さる。そのギャップが恐ろしいほど中毒性があります。楽曲はほぼ全部宅録で、ギターもピアノも自分で弾いて、打ち込みも自分でやってるそうです。音数は極端に少ないのに、空間の使い方が天才的。「雪の降る街」「最後の一秒」「君がいない世界」など、どれも聴いた瞬間に風景が浮かぶ。しかもその風景が全部「自分の部屋の窓から見た夜」で、聴いてるうちに自分がその部屋にいるような錯覚に陥るんです。特に「最後の一秒」は、失恋した夜に聴くと本当に泣けます。そして何よりすごいのが「成長の記録が丸見え」なところ。2019年の初音源はまだ幼さの残る声だったのに、2025年の「光の欠片」では、もう完全に大人の女性の色気と諦念が混じった声になってる。しかも全部公開されたまま、消さない。本人が「消すと過去の自分を殺すみたいで嫌なんだよね」と言ってて、その潔さが痛いほど伝わります。SNSも最高に人間臭い。ファンを「推し」じゃなくて「一緒に生きてる仲間」扱いする距離感が、Meiyaさんの音楽そのものなんです。要するにMeiyaさんは「Z世代の生きづらさを、まるごと音にした存在」。一度聴いたら、その声が頭から離れなくなります。夜が怖いとき、孤独が辛いとき、ただMeiyaさんの曲を流しておくだけで、なぜか「明日も生きてみよう」って思える。不思議な魔法みたいなアーティストさんです。是非聴いてみて下さい😊