気づいたらノッてたClay Robot
SOUNDNAUTS × OTONOVA 代表予選3
開催日: 2025/09/26
Clay Robotを初めて聴いたときの感想を一言でいうと、「なんか思ったよりガッツリ来るな」でした。二人組って聞いてたので、勝手にちょっと軽めのサウンドを想像してたんですけど、最初の一音で裏切られました。ギターのリフが太くて、音の圧がしっかりある。そこにボーカルがスパッと乗ってくるから、聴き心地は意外とパワフルなんですよね。
「ワンチャン」は、完全にやられました。タイトルからして遊び心ある感じなのに、曲が始まると疾走感がすごくて、気づいたら体が動いてる。知らない曲のはずなのに、サビで「おっ、ここ来るな」って自然に乗れるキャッチーさがあるのがいいんです。
一方で「愛だけ」みたいな曲は、正直ちょっと意外でした。熱量全開で攻めるだけじゃなくて、ストレートに人間くさいことを歌ってる。初見でも「あ、これ本音っぽいな」って思えるくらいシンプルでわかりやすい歌詞で、変に構えて聴かなくてもすっと入ってくるんですよ。
「ノンフィクション」なんかはタイトル通りリアルな雰囲気で、日常のモヤモヤをそのまま音にしたような感じ。かっこつけすぎてないから、初めて聴いた人でも共感ポイントを見つけやすいと思います。
あと「だから、Blah Blah Blah」。これは軽快でノリが良くて、つい口ずさみたくなる曲。歌詞にちょっとシニカルなニュアンスがあるのも面白くて、一曲でClay Robotの遊び心を感じられます。
Clay Robotは“初めてでも入りやすいけど、しっかり聴くともっとハマる”タイプのバンド。知らない曲でもライブで自然に乗れるし、歌詞も難しくないからすぐに世界観に入れるんです。一見さんでも「ちょっとまた聴いてみようかな」と思わせる力がある、そういうバンドだなと感じました。
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