一年の終わりに近づくと、楽しかったことも、うまくいかなかったことも、すべてひっくるめて音楽に委ねたくなる瞬間があります。

ソナコミ忘年会は、まさにそんな気持ちを受け止めてくれる場になるのではないかと感じています。その中で、井上マサハルさんが出演されることに、大きな期待を寄せています。

井上さんは、長い音楽活動の中で、バンドとしての経験も、再始動という時間も歩んできた方です。

華やかな実績がある一方で、時間を重ねたからこそ出せる音や言葉がある方だと思います。積み重ねてきた年月そのものが、歌に深みを与えているように感じます。

印象的なのは、楽曲がさまざまな場所で使われ、多くの人の日常に自然と溶け込んでいる点です。テレビやスポーツ、地域に関わる楽曲など、誰かの記憶にそっと寄り添う形で音楽が存在していることは、とても素敵なことだと思います。

ソナコミ忘年会では、そうした井上さんの歩みが、より身近に伝わってきそうです。

距離の近い空間だからこそ、言葉の温度が、まっすぐ届く気がします。歌に込められた経験や想いを、静かに受け取れる時間になることを楽しみにしています。

一年の締めくくりに聴く音楽は、次の一年へ向かう気持ちにもつながります。

井上マサハルさんのステージが、前を向くきっかけや、少し肩の力を抜く時間になってくれることを願っています。

ソナコミ忘年会でのご出演を、応援しております。