選考を突破したという知らせを聞いた時、これまでの皆さんの歩みが走馬灯のように思い出されました。結成当初の小さなライブハウスでの演奏、思うように客席が埋まらず悔しい思いをした夜、そして何度もスタジオに籠もって楽曲を練り上げた日々。決して平坦な道ではなかったはずです。でも、その一つひとつの経験が今の皆さんの音に深みを与え、言葉に重みを持たせているのだと、今の楽曲を聴いて強く実感しています。
今回のコンテストは、これまで積み上げてきたものが正しかったことを証明するための、大きな集大成の場です。でも同時に、ここから始まる新しい物語のプロローグでもあります。次の選考は、その物語をより劇的で、より感動的なものにするための試練のようなもの。苦労を知っている皆さんだからこそ、ステージの上で見せる笑顔や、音に込める魂が、誰よりも輝いて見えるのです。
どうか、これまで支えてくれたすべての人への感謝を胸に、そして何より自分たちの音楽への情熱を爆発させてきてください。皆さんが夢見てきた「あの景色」まで、あと少しです。私たちは、その夢が現実になる瞬間を、一番近くで見守り続けていきたいと思っています。過去の自分たちが今の姿を見たら、きっと「かっこいい」と言ってくれるはず。その自信を胸に、次のステージを全力で楽しんでください。皆さんの奏でるメロディが、新しい時代の扉を開く瞬間を楽しみにしています。絶対に行けます。突き進みましょう！