うるう微積分学さんのステージを聴いて、正直「アカペラってこんなに感情が伝わるんだ」と驚きました。自分はまだ高校生で、音楽もどちらかというと歌詞やメロディーを重視して聴くことが多いのですが、歌詞がなくても、声だけでここまで心に残る表現ができるんだと感じました。

6声で作られるハーモニーはとてもきれいで、どの声も目立ちすぎず、でも埋もれることもなく、それぞれがちゃんと役割を持っているように思えました。特にバラードらしい静かな部分では、音が重なるたびに空気が変わっていく感じがして、会場全体がその世界に引き込まれていくのが分かりました。学校の合唱とは全然違って、もっと自由で、でもすごく丁寧な音楽だなと思いました。

また、4年目同期バンドということもあってか、メンバー同士の息の合い方がすごく自然で、目線や呼吸だけで音を合わせているように見えたのも印象的でした。派手な動きがなくても、声だけでここまで伝えられるのは、たくさん練習してきたからこそなんだろうなと感じます。

聴いているうちに、勉強や部活で疲れていた気持ちが少し落ち着いて、「音楽ってやっぱりいいな」と素直に思えました。高校生の自分でも、アカペラの奥深さや魅力をしっかり感じられるステージで、全国決勝という大きな舞台にふさわしい演奏だったと思います！最高でした！