必聴アーティストです!
【予選A-2】BSドラマ主題歌オーディション2026
開催日: 2025/09/13
『ツー・ミィ』さん とは、日本各地を転々としながら音楽制作を行うシンガーソングライターです。
固定の拠点に縛られず、移動しながら、風景や気分、場所の記憶を音楽に投影するタイプの表現者で、ジャンルは、ポップ/オルタナティブ/ロックなどを横断しています。公式には〝J‑Pop/オルタナティブ〟というラベルもついていますが、それだけでは括りきれない側面が多く、「切なさ」「内省」「文学性」「風景性」が非常に強いです。
楽曲のメロディラインには〝切なさ〟が宿っていて、聴き手に〝あの日々〟〝あの夏〟を追想させるような透明な響きがあります。「Last Summer」「人生最高の一日を」などでは、夏の強い光や暑さ、夜の涼しさ、夕暮れの色彩…そうした自然・時間の移り変わりが、音の上で細やかに再現されていて、聴き手であるコチラ側の感覚が風景に引き込まれます。
また、ギターのアルペジオや、静かな背景音、間を生かすこと、そして徐々に盛り上げる構成などが上手いです。例えば、イントロから抑えめに感情を紡ぎ、サビに向かって少しずつ音の重なりや感情の厚みが増してゆく…この展開が聴いていて大変心地良く、無理にドラマティックにするのではなく、淡く、でも確実に胸を打つラインを持っています。
あえて音を削る/間をとる/静かなパートを作ることで、そのあとの音・歌詞・メロディがより映える構成が多く、息遣い、遠くで鳴る音、小さなノイズ感…そういうものが〝心の中の風景〟を形作っているような気がします。
そして、ツー・ミィさんは声や歌い方にも特徴があります。声そのものは派手さより質感重視、透明なガラス越しに語りかけるような、あるいは夕暮れや夜の虫の声を背景に詩を読むような、そんな切なくも確固たる雰囲気を持っています。感情の爆発というよりかは、内側から湧きあがるものを丁寧に抑えて聴かせる力があるように思います。
曲の中には「夏の終わりの夜光虫」「真夏の幽霊」「ひまわり」「夕暮れ」「青空」「花火」など、具体的な風景や季節の象徴が豊富ですが、これらが単なる装飾ではなく、感情のメタファーとして機能しています。そうした描写が聴く人の記憶や感情とリンクしやすいのだと思います。
語られる内容には、「滅び」の美しさ、自死への希求の淡い陰影、存在の切なさ・儚さがあります。これは聴く人によっては重さ・痛みを感じる部分ですが、だからこそ共感できる、慰めや理解をもたらす要素にもなっています。
「忘れられないあの夏」「一緒にいた時間」「過ぎてしまった季節」「夜の孤独」「生きていることの重さ」など、聴く人が多かれ少なかれ持っている感情を、ツー・ミィさんは言葉と音で引き出す力があり、いわば、聴き手の心の中に眠っていた声を呼び覚ますような音楽です。
全体には暗さや痛み、喪失感が漂っているのだけれど、それが「絶望」だけじゃなく、「この痛みを生きている証」として肯定するようなニュアンスを持っていて、痛いからこそ美しい、生きているからこそ感じる滅びの美、その感覚がツー・ミィさんの音楽にはあります。
楽曲を聴くと、〝あの海〟〝あの夕暮れ〟〝あの暑い日〟〝あの夜の空気〟〝あの帰り道〟といった記憶が呼び起こされる。聴くだけで風景が浮かぶ。匂いや光や温度のようなものを感じさせる。これは、音楽が〝抽象的な感情〟だけでなく〝具体的な経験〟を触媒にできるという強みだと思います。
最新アルバム『LAST SUMMER』(2024年)をはじめ、作品の多くに〝夏・終わり・青・夜・風景・滅び〟といったモチーフが繰り返し登場します。過ぎ去る季節の中の感情を繊細に描き、聴く人の記憶と心象風景を揺さぶるタイプの音楽です。
ツー・ミィさんの音楽は、ただ〝消費する音楽〟ではなく、〝体験する音楽〟であると思います。
聴く人を ある季節へ、ある夜へ、ある風景へ、ある心の揺らぎへと誘う力があります。
そして、その体験は一過性ではなく、楽曲を聴く度に変わっていく「余韻」を伴うものです。
その意味で、ツー・ミィさんは「感情の風景画家」であり、「季節の詩人」であり、「沈黙の中の声」を持つ者だと言えます。
音楽にただ楽しいだけでなく、少し心を揺さぶられたり、思いを巡らせたくなったりするものを求めるのなら、ツー・ミィさんは極めて価値のあるアーティストです。
🔗公式YouTubeチャンネル
https://youtube.com/channel/UCupbHGqjkllfmgqeXqsbUPQ?si=PLUGQ5LPiD_PfAco
🔗最新曲『Folie à deux』
https://youtu.be/Q0KwTmtsmMs?si=HZv2W7yRMIvto_P_
ツー・ミィさんの歌は、ただ〝上手い〟とか〝カッコイイ〟だけではありません。もっと奥にあるもの…聴いた人の心に火を灯す、魂のこもった歌なのです。
初めて彼の歌声を聴いた時、まるで物語の登場人物と心がリンクするような、そんな感覚に包まれました。彼の声には「人を惹き付ける力」がある。
そんな彼の歌が、もしドラマの主題歌になったら…と想像するだけで震えます。
物語を締めくくるラストシーンで、ツー・ミィさんの歌が流れた瞬間、多くの視聴者の心に余韻として残り続けるはずです。
それほどまでに、彼の声には力がある。言葉では伝えきれない感情を、音楽で届ける事が出来る人なんです。
どうか、『ツー・ミィ』というアーティストの存在を、もっと多くの人に知ってほしい…!
そして、あの歌声がドラマの世界を支える日が来ることを、心から願っています。
彼は、必ず期待を超えてくれる人です。
どうか、このチャンスが彼のものになりますように。
一人の熱烈なファンより。
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あいもぐ
No.2354992