まつだはるみさんのワンマンライブがあると聞いて、気になっています。

ライブのタイトルを見たときに、頑張らなくていい時間になりそうだなと思いました。音楽を聴くこと自体が、ちょっとした休憩になるようなライブになりそうで、今から楽しみです。

まつだはるみさんは、これまでずっと同じ形で音楽を続けてきた人ではありません。

音楽から少し離れた時期もあり、まったく別の仕事をしながら過ごしていた時間があったそうです。その中で社会に出て、人と関わることや、自分自身と向き合う時間を重ねてきたことが、今の活動につながっているのだと思います。

その後、山口県下関市に引っ越したことが、音楽との距離をもう一度近づけるきっかけになったそうです。新しい土地で新しい人と出会い、ボランティアやバンド活動、チャペルでの演奏など、少しずつ音楽のある生活に戻っていった流れがとても自然に感じられました。無理に戻ったのではなく、気がついたらまた音楽のそばにいた、そんな印象を受けます。

チャペル演奏のご縁から、ピアノや歌を教える仕事を始めたことや、地元のアイドル現場で仮歌に関わるようになったことも、今の活動の土台になっていると思います。ステージに立つだけでなく、音楽を支える側としての経験があるからこそ、まつださんの歌には落ち着いた安心感がある気がしています。

2020年からシンガーソングライターとして本格的に活動を始め、今もオーボエ奏者としてクラシックの演奏会に参加しているという点も印象的です。

ジャンルに縛られず、自分に合った距離感で音楽と関わっている姿が、今回のワンマンライブのテーマとも重なっているように感じます。

「ゆる🩵ラクご自愛ライブ」という名前の通り、このライブは、気合を入れて構える場所ではなく、少し息を抜きに行く場所なのだと思います。まつだはるみさんが歩いてきた道のりが、そのまま音になって届く時間になることを楽しみにしています。