残響の音楽は「作られている」という感じがしない。

勿論Tsu白ma yukoの詩と白亜紀ヴィジョンのトラックは研ぎ澄まされながら作り上げられたものだけど、2人から出てくる表現は2人を経由しているだけで、本当は自然から出てきた、山から出る湧き水やコンクリを割って生えてくる植物みたいなものなのだと思う。自然で力強い。

大量に酒を飲み煙草を吹かしながらガハガハ笑って、あんな自然で力強くて、それでも繊細な表現を当たり前のようにこなす2人の在り方がとても好きだ。彼女らの自由な様が渋谷の大型ビジョンに映し出されたら、とても痛快だと思う。