AsaMoくんの音楽に出会ったとき、最初に感じたのは「音がとても綺麗だ」という、すごくシンプルな感覚でした。派手さではなく、耳に触れた瞬間に心の奥まで静かに染み込んでくる音。その音の中には、言葉では説明しきれない景色や温度があって、気づけば自然と呼吸が深くなっていました。

シンガーソングライターとしてのAsaMoくんは、ただ歌を届ける人ではなく、旅の途中で見つけた風景や感情をそっと手渡してくれる人だと思っています。楽曲を聴いていると、知らないはずの街角や、行ったことのない場所の空気を感じる瞬間があって、それがとても不思議で、そして心地いいです。まるで一緒に旅をしているような感覚になります。

また、AsaMoくんの絵画やビジュアル表現からも、音楽と同じ「静かな強さ」を感じます。色の選び方や余白の使い方が、音の間（ま）と重なっていて、視覚と聴覚が同じ世界を見ているようです。どちらも主張しすぎないのに、確かに心に残る。そのバランスが本当に美しいと思います。

綺麗な音楽、という言葉は簡単だけれど、AsaMoくんの音楽は「綺麗」だけでは終わらない深さがあります。孤独や迷い、不安のような感情も、決して否定せずに抱きしめてくれるような優しさがあって、聴くたびに自分自身を少し肯定できる気がします。

これからも、AsaMoくんが見てきた景色や、感じた想いを、音楽や絵として自由に表現し続けてほしいです。その旅路の途中に、また新しい音や色が生まれるのを楽しみにしています。AsaMoくんの世界が、これからもたくさんの人の心に静かに届いていきますように