二人組ボーカルユニット NexT を知ったのは、OTONOVAをきっかけに見たライブ動画でした。その中で歌われていた「try」を聴き、画面越しでも伝わってくるまっすぐな声とその熱量に、自然と引き込まれました。今この瞬間を全力で届けようとする姿勢が強く印象に残っています。

「try」は、挑戦することへの不安や迷いを隠さずに抱えたまま、それでも前へ進もうとする気持ちを歌った楽曲だと感じました。「怖くてもいい」「完璧じゃなくていい」と語りかけてくるような温度感があり、聴いているこちらの気持ちが少し軽くなります。ライブならではの息遣いや感情の揺れが、そのまま楽曲の説得力になっている点も魅力的でした。

兄弟ユニットだからこその声の重なりや、視線やタイミングの自然な呼吸が、ライブ映像の中でとても心地よく感じられました。特にサビに向かって気持ちが重なっていく瞬間は、聴く側も一緒に気持ちを持ち上げてもらえるようで、何度でも見返したくなります。挑戦をテーマにした楽曲でありながら、等身大で誠実な表現だからこそ、幅広い人の心に届くのだと思いました。

これから挑戦する人、迷いながら進んでいる人にこの歌と二人の声をぜひ聴いてほしいと思いました。