予選第18ブロックA、こちらも見応えのある素晴らしいブロックでした。
今回は特に、女性ボーカルのバンドさんの活躍が目立っていて、同じ女性としてとても頼もしく感じました。

一番心に残ったのは、「ラストランプ」さんです。
ガールズバンドということですが、演奏もしっかりしていて、何よりボーカルの方の歌声が胸に刺さりました。
大きな会場で、感情を絞り出すように歌う姿。
「伝えたい」という必死な想いが、画面の向こうからビシビシと伝わってきて、思わず涙ぐんでしまいました。
エモーショナルでキャッチーな曲は、一度聴いただけで耳に残ります。
彼女たちのような若い方々が、こうして全力で何かに打ち込んでいる姿は、本当に美しいですね。遠い場所からですが、精一杯のエールを送りたいです。

「meryclo」さんも素敵でした。
ミュージックビデオの映像がとても綺麗で、暗い倉庫に灯る明かりが幻想的で。
淡い映像美と、透明感のある歌声がマッチしていて、一つの短編映画を見ているような気分になりました。
激しいだけじゃない、こういう繊細な表現もできるバンドさんがいるんですね。

男性陣では、「井上知己」さんのギター演奏に惹かれました。
スタジオでお二人で演奏されている姿は、まさに「職人」という雰囲気。
クラシックギターとエレキギターの音色が混ざり合って、ファンクのような、ブルースのような渋い音楽を奏でていらして。
派手な演出がなくても、良い音楽はちゃんと心に届くのだなと実感しました。
主人の晩酌のBGMに流したら、きっと喜ぶだろうなと思いました。

「ABOVE THAT ROOF」さんの、高度なテクニックと脱力系の歌声のギャップも面白かったです。都会の若者らしい、スマートな格好良さを感じました。

普段の生活では出会えないような、たくさんの刺激と感動をいただきました。
皆さんの夢が叶いますように、地方の空の下からお祈りしています。