KIS Sound Studio Official Bandさん、本当におめでとうございます。

音楽にめちゃくちゃ詳しいわけでもなく、専門的なことはあまり分かりません。いわゆる「素人目線」ですが、それでもこのバンドの名前や活動を知ったときに、自然と気持ちが向いたのは事実です。13歳のボーカルAsukaさんを中心に活動しているという点もそうですが、それ以上に「言葉を大切にしているバンド」だという印象が強く残りました。

Asukaさんの歌は、無理に大人ぶった表現ではなく、その年齢だからこそ出てくる率直さや不安、前に進みたい気持ちがそのまま声に乗っているように感じます。うまく言葉にできない感情を、音楽として外に出しているようで、聴く側も構えずに受け取れるところが魅力だと思いました。聴いていて「すごいな」よりも、「まっすぐだな」「ちゃんと気持ちがあるな」と感じる瞬間が多いです。

そして、その歌を包み込むギターやサウンドがとても丁寧で、前に出すぎず、でも確実に曲の世界を支えているところにも安心感があります。

青春ロックと聞くと勢い重視のイメージがありますが、このバンドは勢いだけではなく、背景や物語を大切にしているように感じました。小説をテーマにした楽曲があるという点も、音楽を“消費するもの”ではなく、“残すもの”として向き合っている証拠だと思います。

セミファイナルという舞台は、結果だけを求められがちですが、KIS Sound Studio Official Bandさんには、数字や順位だけでは測れない価値がすでにあると感じます。地域や人、言葉と音楽をつなごうとしている姿勢は、きっとこれからも多くの人に届いていくはずです。

音楽に詳しくない自分でも、「応援したい」と思えたことが、このバンドの強さだと思います。

セミファイナルのステージでも、変わらず自分たちの音楽を届けてほしいです。これからの一歩一歩を、心から応援しています。