Empteaさん、セミファイナル進出、本当におめでとうございます。

この知らせを目にしたとき、胸の奥がふっと温かくなるような気持ちになりました。

それはきっと、Empteaというバンドがこれまで積み重ねてきた時間や想いが、自然と伝わってくるからだと思います。

都内を中心にライブ活動を重ね、メンバーチェンジを経て、今の編成にたどり着いたという歩みは、決して一直線ではなかったはずです。

それでも歩みを止めず、それぞれが持つ音楽のルーツを持ち寄り、今のEmpteaサウンドを築き上げてきたことに、静かな強さを感じます。Key.Gt.Vo.Shihoさんを中心に、Ba.Souraさん、Dr.Ruliさん、そしてサポートGt.佐藤うりさんが織りなす音は、個性がぶつかり合うのではなく、やさしく溶け合って一つの世界を作っているように思えます。

Empteaの魅力は、ただ音がかっこいいというだけではなく、ライブでの空気感にあると感じています。

120％のパフォーマンスで会場を包み込むという言葉通り、観る人の気持ちを置き去りにせず、自然とその場に引き込んでくれる力がある。前に出すぎるわけでも、内にこもるわけでもなく、そっと手を取って「一緒に音楽の中へ行こう」と誘ってくれるような優しさがあります。

YouTubeで公開されているMVからも、その世界観や丁寧な音作りが伝わってきます。一音一音に意味があり、感情が込められているからこそ、何度聴いても新しい発見があるのだと思います。聴く人のその日の心の状態によって、違う表情を見せてくれる音楽は、とても貴重です。

セミファイナルというステージは、緊張やプレッシャーも大きいと思いますが、どうか今まで積み上げてきたEmpteaらしさを信じて進んでほしいです。結果以上に、そこに至るまでの過程がすでに美しく、応援したくなる理由が詰まっています。

Empteaさんの音楽が、これからも多くの人の心にそっと寄り添い、広がっていくことを願っています。セミファイナルのその先へ、やさしく、力強く進んでいく姿を心から応援しています。