映画「BLUE GIANT」さながらに
予選2nd 第30ブロック 始まりましたね。
このブロックに限らず、注目していきたいのが LeVisions の皆さん。
俗に J-FUSION とも呼ばれる JAZZ サウンドを奏でるバンドが、どこまで駆け上がれるのか、楽しみでもあり、と同時に不安でもあります。
このジャンルが日本において大きなムーブメントになったのは、今を遡ること40年にもなろう1980年代頃。
モータースポーツ F1 グランプリのテーマソングとなった、THE SQUARE の TRUTH などが、一般的には良く知られるナンバーかもしれません。
その当時も流行が歌物であることに変わりはありませんでしたが、FUSION というインストゥルメンタルジャンルのグループが幾つもあり、またテレビに出演する姿も見ることが出来た時代でした。
そのサウンドは、流行り廃りの早い音楽ジャンルの中でも色あせること無く息づいているのが面白いところ。
海外では、「マリオカートの BGM のようだ」とゲーム音楽からの流れで意外な人気もあるようで、YouTube では外国人のコメントが見られるのも珍しくありません。
とは言え、そんな一時代を築いたバンドやグループも、今や還暦。サウンドは色あせずとも、肉体は衰えていってしまうもの。
新たなスパイスが加わった次世代へとバトンを引き継ぐ時に来ています。
LeVisions は、そのバトンを手に取るにふさわしいポテンシャルを持っていると感じていますが、それが現代のこうした投票システムの中で正当に評価されるのかは未知数。
奇しくも、JAZZ を題材にした映画「BLUE GIANT」がヒットした、この現代。
未知数だからこそ、どこまで駆け上がっていけるか、楽しみに見守っていきたいと思います。
2023/12/09