SEが流れ出してElizabeth.eightがステージに上がってくる。

その姿はまるで映画のワンシーンのように美しい。

ユータさんが声を出す。楽器の音が聞こえる。その瞬間からその空間は完全にベスハチのものになる。

その空間は笑ってしまうくらいに楽しくて、泣きたいほどに美しい。

ライブが終わった後、やっぱり私は一本の映画を観たかのような気持ちになる。たくさんの感情と、明日を生きる勇気をもらう。

ユータさんは私のミューズで、ベスハチは私のヒーロー。

藤本大祐氏の歌声は空間を支配すると私は思う。

こちらがどんなに凝り固まっていても、彼の歌声はするすると聴くものの胸に入っていく。

真っ直ぐな彼の想いそのものな彼の美しい歌声、どうか沢山の人に聴いてほしい。

きっと彼の真っ直ぐな歌声は、大きな会場にとても合うだろう。

藤本大祐が一声発した瞬間、彼の世界になる。

聞くものの心のの奥に、彼の歌声はすっと入り込んでくる。

優しさの中にある強さ、気づけば私たちは涙を流す。

彼の作る楽曲はポップなものから、激しいものまで多岐にわたる。そしてどの曲にも、根底には必ず彼のメッセージがある。

その彼のメッセージは人間愛にいつも溢れている。

人間の醜さすら抱きしめてしまうような彼の人間というものに対する愛。

彼はやはり、唯一無二のアーティスト。