自分がビクターにいた時代はデビューは十代から二十代が普通でした。

例えば自分がいた頃にデビューしたアーティストで言えば、

SMAP（全員十代）

フライングキッズ（全員二十代）

沖縄からは

読谷高校を卒業したばかりのKiroro、

開邦高校を卒業したばかりのCocco、

京都からはUA、

彼女らは19〜20歳くらいだったと思います。

ドラゴン・アッシュの降谷くんは17歳でした。

☆

その当時は若いアーティストを育成して、

タイアップをつけ、

キャンペーンをはり、

スマッシュヒットを重ねて、

アルバムブレイクに結びつけ、

CDによる収益性を高めたうえで、

コンサートで刈り取っていき、

次の展開に繋げる、

というような、東京発、レコード会社と所属事務所がタッグを組んだヒットの方程式があったと思います。

しかし、インターネット、そしてスマートフォンのブルトーザー的な普及によりミュージックシーンはがらりと変化したと思います。

CDを中心にしたビジネスモデルは駆逐されました。

☆

未だ混沌の中、音楽業界に、これという答えはないと思います。

しかし、

youkaのような形、

10代20代と東京進出・メジャーデビューの機会がありながら、

地元沖縄で暮らし働き子育てをしながらパフォーマンスを続け、

Instagram初めインターネットを活用して国境を越えたつながりを拡げていく、

言い古された言い方を使えば、

「グローカル（地球規模で考え、地域で行動する）」活動を続けていくことが、

音楽を、歌を、

真に生活の中で、

不要不急どころではなく、

なくてはならないものとして、

人生を彩る伴走者にしていく力を秘めているのではないかと思います。

まさしく、

No music, No life.

☆

人は歌で活きる。

 

 

今回の動画にはアップされていませんが、『怪物』という名曲がyoukaさんにあります。

『キラワレモノ』の動画で一緒に踊っているナナさんは、北谷の屋外イベントで観た『怪物』に衝撃を受けて、オマージュ楽曲を創ったほどです。

そのナナさんのオマージュ楽曲と、youkaさんの『怪物』をコラージュしたコラボレーション動画は、youkaのInstagramにアップされています。

『怪物』というとヨアソビを思い出す人が多いと思いますが、ヨアソビよりはるか前に、イクラさんが小学生に上がるより前に産まれた名曲は、Spotify他で配信されています。

YouTubeに上がっていた北谷屋外イベントの映像は、去年くらいになくなってしまっていますが、どなたかお持ちなら、ぜひまた上げてください、創作当時の10代のエネルギーが伝わる素晴らしい映像でした。

 

『あなたの人生』という曲で、沖縄ではレジェンド級の「カクマクシャカ」さんというラッパーさんとのコラボレーションがあります。

これは凄い！必聴必見です。

なぜなら・・・長い話になります。

☆

ビクターというレコード会社の海外営業部門にいたとき、タイやマレーシア、シンガポール、フィリピン、インドネシアを担当していました。

その頃、ドラゴンアッシュがデビューして（降谷くん＝古谷くんはその当時、17歳）、瞬く間に人気が出て、アジアにも売り出しましたが他の日本人アーティストと比較しても受け入れられやすく反響が大きかったです。

バンコクにも、ドラゴンアッシュの営業などで何度か地元レコード会社に行きましたが、そこの担当者も社長もドラゴンアッシュにぞっこんでした。

ドラゴンアッシュの名曲「 Grateful Days featuring Aco, Zeebra」はあの『俺は東京うまれ・・・』で始まるZeebraのラップが印象的ですが、Acoの女性コーラスもあって大ヒットしたのだと思います。

☆

youkaの『あなたの人生』カクマクシャカさんコラボバージョンを聴いたとき、まっさきに浮かんだのが、この「Grateful Days featuring Aco, Zeebra」でした。

『これはAco＆Zeebraだ』

と（降谷くんごめんなさい^^;）。

☆

『あなたの人生』はアジアで響きわたることができる楽曲です。

プロモーションビデオも本格的に制作中とか。楽しみです。

カクマクシャカさんとのコラボもまた、ライブや野外フェスで観られるかもしれません。

ぜひタイで、首都バンコクでも（一人参加とのことなのでラップ部分は音源にしてでも）披露してほしいと思います！

ヨシタカ

映像の曲「ONE」感動しました。

沖縄県立の名門校·普天間高校の卒業ソング、「あの頃」をありあり思い出してしまいます。

『子どもの心を忘れない』というメッセージがぐっときます。

屋外のライブ映像で、近くで遊ぶ子どものはしゃぎ声が入っているのも、ほっこりします。

沖縄国際映画祭優勝のステージで、司会のガレッジセール・ゴリさんが大絶賛した歌唱力で、タイ・バンコクの舞台で世界の人々を魅了してほしいです。