エンドトーンを聴いてのレポート
この歌詞は、失われた繋がりや過ぎ去った時間に対する切ない感情を表現していると思います。曲の構成は、朝の挨拶や寝落ちのLINE電話を通じて日常の喜びや幸福感を感じていたが、それが過去のものとなり、繋がりが消えてしまったことを歌っています。登場人物は相手に変わらないとの信頼を寄せ、未来を願っていましたが、受験の言葉や「ごめんね」という別れの一言で、予期せぬ終わりが訪れてしまいます。細かいところで言うと、朝の「おはよう」のラインや夜のLINE電話など、日常の些細な瞬間が特別な思い出となり、それらが失われたことへの悲しみを歌っているようです。また、自己主張が相手にとっては束縛となり、理想像が実現せずに終わる悲しみも歌われています。寝落ちするLINE電話が夜になると想い出され、失われた時間が戻らない現実を呼び起こし、悲愴感だけでなく、本人にとって、絶望感のような大きな負の感情が示唆されています。歌い方でも感情の読み取りがしやすく、登場人物の感情や心情が細かく描写され、失恋や遠距離関係の辛さに共感する要素が含まれています。歌詞からは切なさや未練を感じさせる一方で、過去の自分に向けられた謝罪の言葉も垣間見えます。全体を通して、感情豊かなストーリーが織りなされている印象です。このアーティストさんは、多分若いと思うので、学生時代がまだ頭に鮮明にあるからこそ書ける曲であると感じました。今誰もが知っている恋愛曲を歌っているアーティストの中で、ここまで若い人はいないのではないかと思うので、この人の歳、この人の記憶だからこそ書ける初々しい恋愛ソングになっています。若い今流行りのbacknumberさんやTaniYuukiさんなどにジャンルは似ていると感じました。この2人のような令和を代表する恋愛ソングアーティストになって欲しいとこころからねがぬえおります。
2023/11/21