まず一聴して分かるその魅力的な歌声。

水彩の様に透き通った声かと思えばそのなかに硬筆の様な芯のある輪郭を感じさせる部分を覗かせている。その声だから描き出せる表現の幅によって様々な情景、ストーリーを感じさせてくれる。

しかし、彼女のスゴいところはそこからさらに自らの演奏、アレンジによってより鮮明に情景を描き出していく。ときに繊細に、ときに大胆に。

この情景を描き出す力はきっと彼女の日常や自然の中にある美しさを見出だす感受性がその人間性や故郷の自然などによって培われてきているのだと思う。

ホント素敵。だから曲も素敵。

そして、さらに只者ではない要素がそのリズム感、グルーヴ感。これは一朝一夕で身に付くものでは無いと思うので、そこにはやはりこれまでの経験や鍛練の賜物なのだと思う。

これにより、表現がしっかりと伝わる。そして、心地よい。ここ、特筆したいところ。

以上の要素によって、聴く人の心情や会場の空気を音によって演出、情景を描き出すそんなアーティストだと思っています。

ぜひ、沢山の方の心に届いて欲しいと思います😄