父から見た岩口和暖
歌で活躍できるようになりたいと言うよりも、それしか出来ないように育ててしまいました。
和暖が本格的に歌い始めたのは、小学校5年ぐらいの頃だったと思います。それまで小さな大会で優勝や入賞をしていましたが、ある大きな大会で優勝した事をきっかけに、TV出演できるようになりました。
その時、最も和暖と向き合い話したことは歌っていく栄光の未来ではなく、嫉妬や嫌がらせがあっても歌を続けるのか、という覚悟の話でした。何度も何度も家族全員で話し合い、和暖は歌うと自分で決め、現在に至っています。
泣きながら「歌が嫌い」と訴えていた小学生時代。繰り返し繰り返し同じ曲を練習してその曲が本当に嫌いになっていた和暖。でも全国大会で準優勝を頂き、結果的にその歌は和暖の代名詞的な曲になって、いまは本人も自信を持ってその歌を歌っています。
それがMISIAさんの「逢いたくていま」でした。
いま「小MISIA」という愛称まで頂き、まだまだ未熟でリズム感もありませんが、どんな曲も自分のセンスで歌えるようにようやくなって来ました。
ボイトレにもほとんど通わず、独学で進めてきた娘との歌の道。
この先の大きな目標や栄光よりも、とにかく目の前の方の期待に応えられ喜ばれる歌を歌っていってほしいと思います。私が聴きたくなるような歌を。
2021/12/03