心射貫く矢を受け入れよ
2019年11月。屋外ステージの上に立つ、まだあどけなさの残るアイドルユニットは、歌い始めた瞬間から、観る者達の心に無数の矢を打ち込んでいった。結成から数年。当時は小豆るこ、黒姫ねむの2人体制。それぞれの個性を活かしつつ、時に火花を散らし、時に爽やかな風を巻き起こす、息の合ったパフォーマンスは、観客のみならず、彼女達を招いた主催者の面々の心をも完全に奪った。ステージを降りる際に振り返り、しっかりと一礼してから階段を下りて行く姿勢の美しさに、好感度が更に上がったのは言うまでもない。
時を経て曲のレパートリーが増え、メンバーの入れ替わりがあっても、Arrow Heartの基本姿勢は変わらない。この先も、彼女達が放つ矢は多くの人々の心を射貫くだろう。
2022/11/26