ボクはAYUKAちゃんのファンです。
今日こんなことがありました。
朝5時半起きでの仕事を終え、パンコクファイナルに向けて急に切りたくなった髪を刈り、床屋さんから自宅に歩いて帰っていました。
床屋さんから出てすぐの東村山駅の南側の踏切を渡ろうとした直前踏切の警報機がカンカンなったので、急げば踏切を渡れるなと思いながらも、踏切が鳴ってから渡るのは、なんか嫌なので駅に向かう電車の通過を待つことにして止まりました。
ボクは歩行者信号の青点滅でも基本止まります。
歩行者信号の青点滅は急いで渡れではなく、止まれだからであり、車に引かれる事故の割合がとても高くて、大怪我しても、交通方法の過失を問われ民事的には完全な被害者にはならないため、ほんの少しの交通違反で大怪我をして一生身体も金銭的にも苦労する人を見ているからです。
道路右側の歩道上で止まったボクの反対側、左側の歩道を車椅子に乗った50歳くらいのオジサンが、踏切の警報機が鳴った後になんの躊躇もなく降り始めた遮断機を無視して車椅子で踏切を渡り始めました。
その踏切は駅直近で、線路が3~4本通っている広めの踏切です。
ボクは警報機がなっている踏切をゆっくり渡って行く車椅子のオジサンを見て
うわ危なっ電車来たらどうすんの?
いつも警報機鳴ってから渡ってるの?
電車通過する前にちゃんと渡れるの?
ふざけてんのか?!
とか思いながら横目で車椅子オジサンを何となく視界に入れていたら
踏切の真ん中らへんで、あっ!!って言いながら線路に車輪が引っかかり転んだのです。
ボクは、おいおいやってんなぁ、電車来るからさっさと起きて渡れよ
と思って見てたら、車椅子のオジサンはウッウッって言いながら踏切の真ん中で起き上がることも動くこともできずにいました。
なにこれヤバいやつ?!電車にひかれるの!?っと思った時、遮断機の降りた踏切の先頭で停止していた郵便配達の車の運転手さんが降車し遮断機をくぐり転んだ車椅子のオジサンに駆け寄ったのです。
正直ボクは転んだ車椅子のオジサンの命よりも、引いてしまったら電車の運転士さんや、電車の乗客が大変な思いするだろうなという気持ちが大きかったのですが、助けに行った郵便局の男性を見て、他の踏切待ちをしていた人達数名と遮断機をくぐり転倒した車椅子のオジサンに駆け寄りました。
駆け寄る時に踏切の渡った先で、踏切待ちをしていた人が緊急停止ボタンを押したのが見えたので、ひとまず電車は通過しないなと安心しました。
ボクを含め4人の男性が踏切内で転んだ車椅子のオジサンの所に行くと転んだオジサンはウッウッっと言ったまま動けない様子でした。
オジサンは身長175センチメートル体重80~90キロくらいでまあまあ重そうで、なんか臭そうな見た目だったので、うわ、こいつ運ぶのキツイなぁと思った時には郵便局の人ともう1人の人2人で車椅子のオジサンを持ち上げ、踏切の端まで運んでいました。
そして踏切の真ん中で倒れてた車椅子を別な男性が運ばれたオジサンのところに移動させたので、ボクは残されたオジサンの荷物と脱げたスリッパのようなサンダルを拾って、運ばれて車椅子に乗せてもらったオジサンに渡しました。
おかげでまったく力仕事はしませんでした。
その後遮断機の外にオジサンを移動させたのですが、踏切はずっと警報機がなったままで駅がすぐ隣にあるのだけれども駅員さんが来る様子もなく、しばらく電車がいつ通過するんだろうと思いながら踏切の外で待っていました。
すると線路の電車の方から若いヘルメットを被った車掌さんと思われる女性がこっちに近づいて来たのが見えたので、ボクは遮断機をくぐりその女性に駆け寄り
車椅子のオジサンが踏切の真ん中で転んだことと、もう外に移動させたので大丈夫だと伝えました。
女性は安全を確認すると緊急停止ボタンのことを聞いてきたので、押された緊急停止ボタンを教えながら踏切を渡りその場から立ち去り帰宅しました。
ボクの後ろではずっと踏切の警報音がなり続けていたので、多くの人や車がずーっと踏切が開くのを待っていたことでしょう。
ちなみに転んでうーうー言っていた車椅子のオジサンはケガもなく助けられた時、すみません、ありがとうございます。と言っていましたが、助けられることは当然だと言っているように見えました。
でもそんな人を純粋に助けた郵便局の人とその他の人達に感動しました。
ボクが助けたのは脱げたサンダルだけでした。
こんな役に立たないボクだけど、本気AYUKAを応援しています。