輝く世界に、隔たりは無い。
あのアツい戦いから丸一ヶ月。
アーティストリーグ、歌うたいのステージで接戦を繰り広げられる中、ステージ内で唯一バーチャル活動をメインとした参加者として戦い続けた二人。
投票期間中、ずっとYoutubeで配信を続ける中、彼女たちの応援に多くのVtuber、Vliverが駆けつけていたのは記憶に新しい。
開始から終盤までずっと上位に居続けたことも、終盤怒涛の順位変動に揉まれながら戦い抜いたことも、バーチャルだから、リアルだからというような隔たりを感じさせない力強さがあった。
ステージ順位は4位。ステージ突破はできなかった。
彼女たちは泣いていた。「Vだから負けた」、「リアルには勝てない」と言われたくなかった。結果を残して、そういった偏見を見返すことができなかったことが悔しいと。
私はそうは思わない。
それこそ結果だけを見れば、ステージを突破出来なかった。その事実は変わらない。
しかし、同じ舞台上で戦い抜いて、4位という順位を残した事実も、また変わらない。
どのような形であれ、舞台に立とう、活動しようという思いや、それを応援したいという気持ちに、バーチャルだから、リアルだからという違いは無いことを、確かに残したのだ。
大きな舞台に立ちたいと、夢を追いかけたいと、アーティストリーグに臨んでいる方々は沢山いる。
誰もがそれぞれに活動をして、それを応援するファンを抱えている。
それぞれの特徴を生かした舞台で、次の舞台へと勝ち抜いた方々がいる。
審査員選考枠として、4枠。まだ、舞台に立てる可能性がある。
彼女たち二人が、もしもその舞台に立てたならば。
バーチャルにもリアルにも、人を惹きつける根本的な「魅力」に違いは無いのだと。
その輝きは、遠く離れた地球の裏側の人にも届くのだと。
事実としてそこに表現されるモノを、もっと多くの方に見て頂きたい。
このアーティストリーグの次なる舞台で、再び彼女たちのパフォーマンスが見られることを願います。
2021/12/03